北関東支部の皆様
大門@北関東支部長です。
2020年 7月11日(土)宇都宮市中央生涯学習センターで行った
北関東支部栃木部会の報告を致します。
私(大門)が新型コロナウィルス自粛期間中に時間があったことから
MSMを使った断面図を紹介しました。
気象学会では南岸低気圧雪の研究に協力していることもあったので
作成。雪が雨に変わるのは何故か?気温が上がるからというのが結論
かもしれないが、地上気温だけを見ると気温が下がって雨が雪に変わり
その後は気温がわずかに上がり始めたころに雨に変わることが多い。
上層に暖気が入ったことが原因と思っていたが、実際に作図してみると
2014年2月14日の例では850hPa(1500m)付近に暖気が突っ込み、
950hPa~1000hPaはマイナスの気温であったが850hPaがプラスとなった
地点は雨に変わっているという観測結果と一致した。(図は以下の通り)
7月3日の令和2年7月豪雨や関東東北豪雨の例では上層発散・下層収束
が起きていることがわかるため、現在は収束発散量や渦度の高度分布も
追加する予定です。
通常ですと17時ギリギリまで例会を行うところですが、新型コロナウィルスのこともあり、
気象台からの講演を願いせず私の話題提供だけなので14:40頃に終了、解散となりました。
以上です。
音声記録は こちら
大門禎広