2020年度 北関東支部 茨城部会例会 実施報告

日本気象予報士会の皆様

樋口@北関東支部(茨城部会)です。

標記例会を実施致しましたので、下記にて結果を報告致します。

なお、今回は新型コロナウイルス感染拡大防止策として、
(1) 参加者全員がマスク着用
(2) 参加者全員が会場入室時に、検温と手指消毒を実施
(3) 「密閉」を避けるため、窓を開けて換気した状態を維持
(4) 「密集」「密接」を避けるため、広さ51平米の会議室を5名で使用、
 かつ各自の間隔を1.5m以上保っての実施
(5) 主催者(樋口)は「いばらきアマビエちゃん」に登録して、万が一会場(日立シビックセンター)を
利用した他団体から感染者が出た場合は、その旨参加者へ連絡できる体制を整えた
ことをそれぞれ実施致しました。

              記
1. 日時:2020年10月24日(土) 14:00~15:30
2. 場所:日立シビックセンター 102号会議室(広さ;51平米)
(JR常磐線日立駅改札口より徒歩約5分)
3. 参加者:前田会員、岸会員、猪瀬会員、荒井会員、樋口 
         計5名 (順不同)
4. テーマ:気象庁ワークショップ
「経験したことのない大雨 その時どうする?」
のファシリテーターとしての心構えについて
5. 結果詳細:
(1) 本例会の目的(目標)は、茨城県内5地域(県央・県北・県南・県西・鹿行)で
 「気象庁ワークショップ」のファシリテーターを担当できる方を1名以上確保するための
 基礎作りである。(茨城部会の会員は、ほとんどの機会でファシリテーターを担当するため)
(2) 「気象庁ワークショップ」を活用した気象予報士の活動として「防災プロジェクト」があり、
 その歴史的背景をCAMJのHPを引用する形で紹介するとともに、茨城部会の2017年度から
 2019年度の活動を振り返った。
(3) 気象庁HPで公開されている「気象庁ワークショップ」のシナリオを中心に、ワークショップが
 どのような流れで実施されるのかを全員で確認、併せてワークショップを円滑に進行するために、
 ファシリテーターとしてどのような点を気を付けて臨むべきかの情報を共有した。

以上

当日の資料は  こちら

※資料はローカルPCに「名前を付けて保存」した後、PowerPointファイルを開いて

「編集を有効にする」をクリックして閲覧下さい。

北関東支部の出前講座「いばらき防災大学」(結城市)

CAMJの皆様

太田@北関東支部・茨城部会(水戸)です。


県主催の「いばらき防災大学」
水戸地方気象台・茨城防災士会と合同で、
「気象庁ワークショップ」をおこないました。

日時 : 2020年 9月19日(土) 午後
場所 : 茨城県結城市民文化センター アクロス(小ホール)
内容 : 「気象庁ワークショップ」
    「経験したことのない大雨 その時どうする?」
    「グループワーク」は中止、「個別ワーク」で対応。
対象 : 「いばらき防災大学」の受講者 100名程度

今回は、初めての「個別ワーク」でしたので、多数の経験者、
樋口恵一、儘田裕司、太田宏の三名で対応しました。

以上です。

北関東支部栃木部会の報告

北関東支部の皆様

大門@北関東支部長です。

2020年 7月11日(土)宇都宮市中央生涯学習センターで行った
北関東支部栃木部会の報告を致します。

 私(大門)が新型コロナウィルス自粛期間中に時間があったことから
MSMを使った断面図を紹介しました。

 気象学会では南岸低気圧雪の研究に協力していることもあったので
作成。雪が雨に変わるのは何故か?気温が上がるからというのが結論
かもしれないが、地上気温だけを見ると気温が下がって雨が雪に変わり
その後は気温がわずかに上がり始めたころに雨に変わることが多い。

上層に暖気が入ったことが原因と思っていたが、実際に作図してみると
2014年2月14日の例では850hPa(1500m)付近に暖気が突っ込み、
950hPa~1000hPaはマイナスの気温であったが850hPaがプラスとなった
地点は雨に変わっているという観測結果と一致した。(図は以下の通り)

7月3日の令和2年7月豪雨や関東東北豪雨の例では上層発散・下層収束
が起きていることがわかるため、現在は収束発散量や渦度の高度分布も
追加する予定です。

通常ですと17時ギリギリまで例会を行うところですが、新型コロナウィルスのこともあり、
気象台からの講演を願いせず私の話題提供だけなので14:40頃に終了、解散となりました。
以上です。


 音声記録は こちら

大門禎広

第16回北関東支部総会の報告

北関東支部の皆様

大門@北関東支部長です。

2020年 7月11日(土)宇都宮市中央生涯学習センターで行った
第16回 北関東支部定期総会の報告を致します。

議決権のある会員 17名
 参加者 4名
 委任状 委任状 8名
 参加者+委任状で12名となり過半数の9名を越えたことから総会は成立。

議案書の単純な位置間違えもありましたが修正することで、議案については
全会一致で承認されました。
詳細は以下の通りです。

 議案書は こちら

 議事録は こちら

                       支部長 大門 禎広

支部独自の出前講座「いばらき防災大学」(水戸市開催)

CAMJの皆様

太田@北関東支部(水戸)です。

「いばらき防災大学」の一環として、
「気象庁ワークショップ」をおこないました。
日時 : 2020年 2月 9日(日) 午前/午後
場所 : 水戸市役所(4F)会議室
内容 : 「気象庁ワークショップ」
    「経験したことのない大雨 その時どうする?」
対象 : 「いばらき防災大学」の受講者 午前・午後共に100名程度

茨城県から依頼があり、
水戸地方気象台、NPO法人茨城県防災士会、日本赤十字社茨城県支部、
CAMJからは、北関東支部・茨城部会の独自出前講座として、
午前:5名、午後:4名 が参加しました。


以上

独自出前講座実施報告

CAMJ(北関東支部)の皆様

水戸地方気象台からご紹介をいただき、
北関東支部茨城部会の独自出前講座を実施いたしました。

依頼主:イオン土浦チアーズクラブ
日時 :2019年8月22日(木) 10:00~11:00
場所 :イオンモール土浦
内容 :『太陽とお天気』
対象 :小学生13名
実施者:薄井利章(講師)、佐藤敦子(サブ講師)

以上


薄 井 利 章

お天気フェア2019(水戸地方気象台)の参加報告

お世話になっています。
水戸地方気象台「お天気フェア2019」に参加しましたので、下記の通り報告いたします。

1.日時
2019年年8月3日(土)10:00~16:00

2.場所
水戸地方気象台
水戸市金町1-4-6

3.予報士会参加者
北関東支部から8名(瀧家、猪瀬、佐藤、富岡、薄井、湯下、太田、荒井)

4.参加内容
・ドライアイスを使った竜巻発生実験
・温度計を入れたペットボトルを使った雲発生実験
・お天気に関する相談コーナ
など

5.フェア入場者
89人(今回は水戸の黄門まつりと日程が重なり人数が減少したようです。)
気象台の積極的な広報活動もあり、最高気温34.8℃の猛暑の中、家族連れの方などが訪れてくれました。
参加者の方々は実験などを楽しまれた様子で、予報士会員の説明にも熱心に耳を傾けてくれました。

以上

Yasuo Arai

第15回日光合宿の報告

日本気象予報士会の皆様

大門@日光です。

7月27日~28日に栃木県日光市で行った第15回日光合宿(第231回
天気図検討会)の報告をします。

日時 :2019年7月27日(土)~7月28日(日)
場所 :栃木県日光市下鉢石町814 大野屋旅館
参加者:2名(千葉県、栃木県)

【1日目】
 13:00~16:00 7月27日9時の天気図解析
    台風6号が紀伊半島に上陸し三重県を通過中であるため、
    最初に局地(東日本)を解析し、その後他の面を解析しました。
    
    気象庁の予想では台風は岐阜県まで北上したあとは東に向きを変え
    翌日はいわき市付近に進む予想でしたが、はれてほしーのやスグダス2
    でMSMを見る限り北陸まで北上する予想に見え近畿~東北にかけて
    西南西の風であること、それほど勢力が強い台風ではないため、中部
    山岳を横切るコースはあり得ないのではないかと思っていたのですが
    実際のレーダーエコーの動画を見たら中部山岳を横切るコースをとった
    ように見えました。
    台風を進路を決めるのは何かはわかりませんでした。
    
    次に27日9時の館野のエマグラムの描画とMSMの数値データを
    使って日光付近の予想温位エマグラムを描きました。
    
 16:00~17:30 霧降高原で雲観測
    旅館(標高570m)から霧降高原(標高1400m)まで行ってみたところ、
    旅館は雨で無風でしたが、標高1000mくらいから南風が強くなり1100m
    くらいから濃霧になりました。周辺の状況から見て1100m付近が雲底
    だったようです。
    
 18:30~20:0 近くの飲食店で夕食・宴会

【2日目】奥日光での雲観測
  8:20~11:00
    大野屋旅館(570m):曇りですが日差しが出始めるが、日光連山には
             黒い雲がかかる状況。
    いろは坂~明智平:山に近づくと日差しはなくなり、明智平(1300m)
             の少し下の1200mくらいから霧となっていました。
             その後の状況を見ると1200mは雲底ではなく持ち
             上げ凝結高度ではないかと思われます。
    中禅寺湖~金精峠:中禅寺湖では降水なしでしたが、戦場ヶ原付近から
             雨がパラつき、金精峠(1800m)では雨ですが、
             雲底はもう少し上(2000m)付近でした。気温は
             17℃で風が強いので寒いくらいでした。
    半月峠(1600m)  :中禅寺湖の南側の峠から見ると男体山の東側は
             1200m付近が雲底、西側は2200mくらいが雲底に
             なっているように見えました。
             そして、北から西の空は北風と共に雨脚が見える
             状況ですが、南側には積雲が見える状況で方角に
             よって見える雲が違う面白い空でした。
    雲観測はここまでで終了。
    
  その後、今市まで行って昼食にそばを食べ、JR今市駅まで送ってから
  解散となりました。
  
  いろいろな雲や雲に入るなど通常の天気図検討会ではできない体験が
  できましたが、今年は雷はありませんでした。
  蛇足ながら、その後17時頃に自宅付近ではにわか雨は降りましたが発雷
  しませんでした。

  以上、日光合宿の報告でした。