一般社団法人日本気象予報士会北陸支部

一般社団法人日本気象予報士会北陸支部は、
富山県・石川県・福井県を主な活動範囲とする地方支部です。

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2013年度の活動記録詳細

第2回気象サイエンスカフェ北陸in富山

平成26年3月1日(土)、気象サイエンスカフェを富山市内で開催しました。
以下の通り報告いたします。

開催概要
名称第2回気象サイエンスカフェ北陸in富山/サイエンスカフェとやま第10回
日時平成26年3月1日(土)15:00-16:45
場所カフェ「フェリーチェ」
(富山県富山市大手町6-14 富山市民プラザ1階)
テーマ「台風の故郷、熱帯気象へようこそ」
話題提供者安永 数明 さん (富山大学理学部地球科学科 教授)
参加者34名(うち気象予報士8名、気象台5名)+3名(安永さんご家族)
参加費飲み物代 500円(コーヒーor紅茶orカフェラテ)
主催
(共催)
公益社団法人日本気象学会中部支部
一般社団法人日本気象予報士会北陸支部
富山市科学博物館、 サイエンスカフェとやま
第2回気象サイエンスカフェ北陸in富山ポスター

開催案内ポスター

内容

今回は2011年秋(金沢)に続き北陸では第2回、富山では初の 気象サイエンスカフェ開催です。 場所は富山市中心部の富山城址公園に ほど近い、最新鋭路面電車セントラムが走る大通りに面した建物1階の 喫茶店が会場でした。 会場の喫茶店には前方ステージ備付のスクリーンと 天井据付プロジェクターがあり、気象サイエンスカフェにはベストの環境です。 当日は雨模様にもかかわらず、開始前から参加者が続々と集まり、 会場は満席となりました。 参加者の年齢層は30歳代から70歳代までと幅広く、 勤勉な富山市民の一端が伺えました。

まずは話題提供者・安永さんの自己紹介から始まり、熱帯地方での気象観測の 話をはじめ、 熱帯(赤道)付近と中緯度(日本)付近の違い、温帯低気圧と 熱帯低気圧の比較、熱帯での擾乱、 そして熱帯気象で最も重要な MJO(Madden Julian Oscillation)へと話が進み、積乱雲の発達原理や 気象観測の苦労話、 ペットボトルで雲を作る実験などを交えながら、 あっという間に予定の時間となりました。 話の途中でも会場からは積極的な 多くの質問があり、参加者の関心が非常に高かったことが分かりました。 また、会場の様子はインターネットUSTREAMでも生中継され、遠方で ご覧になった方もいらっしゃるようです。

カフェ入口

カフェ入口

開会

開会

本日のテーマ

本日のテーマ

会場へ問いかけながら進行

会場へ問いかけながら進行

話は本題へ

話は本題へ

会場から質問

会場から質問

専門的な質問へも回答

専門的な質問へも回答

気象サイエンスカフェ終了後、中心繁華街「総曲輪」の居酒屋で 話題提供者の安永さんを囲んで「サイエンスカフェとやま」の交流会も 開催されました。 有志10数名が、夜遅くまで語り合ったようです。

なお今回の気象サイエンスカフェ北陸の開催にあたり、昨年8月の企画段階から 話題提供者の富山大学・安永さん、サイエンスカフェとやま、富山市科学博物館、 日本気象学会中部支部、 富山地方気象台および金沢地方気象台の関係各位には 大変お世話になりました。 また、開催の広報に関して日本気象予報士会の 東海支部と西部支部、学術担当幹事にご協力を頂きました。 ここに記して深く御礼申し上げます。

(文責:平松)

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北陸支部第48回例会

開催概要
日時平成26年2月8日(土)13:00-17:00
場所高岡市男女平等推進センター 会議室C
(富山県高岡市末広1-7 ウイング・ウイング高岡6階)
出席者富山県・・・長谷川、斉藤、四十谷、井上、山本、松島、渡会、中川
石川県・・・小林、山西、氏森、佐藤、平松
福井県・・・池辺、杉村
新潟県・・・森下
以上、16名  (順不同、敬称略)

内容

第48回例会集合写真

第48回例会の集合写真

1.話題提供
(1)池辺 豊さん
「IPCC第5次報告書を(なるべく)正しく読み解くPart2」
いまforum-MLで話題沸騰中の地球温暖化問題およびIPCC第5次報告書の解釈について、 報告書の当該箇所(英文)やグラフの不自然な箇所を具体的に指し示しながら、 分かりやすく解説して下さいました。
(2)佐藤 理さん
「編集の仕事から」
佐藤さんが編集のお仕事中に気になった「数値」に関して、深く掘り下げて考察したお話です。
北極と赤道の間の距離とメートルの関係、フィートとノット、海里の関係、風力、震度、藤田スケール等々、 「数」と「数値化」に関してとても面白いお話が聴けました。
(3)平松 章男
「確率予報の情報価値とその利用について」
季節予報や降水確率予報などの確率予報を利用する際、 意思決定者のリスク選好態度によって、 期待値が最大の行動を選択するとは限らないことを説明しました。
「気象サイエンスカフェについて」
3月1日開催の第2回気象サイエンスカフェ北陸in富山を前に、 気象サイエンスカフェとはどんなものかを説明しました。
懇親会の様子

懇親会の様子

2.業務連絡事項

次の北陸支部第49回例会・第8回支部定期総会は、 4月19日(土)に石川県内で開催予定です。

(詳細は決定次第、メーリングリスト等で告知)

3.懇親会 17:10-19:40

場所: 「遊食空間 匠家」(高岡市片原町)
参加者: 12名
 「居酒屋以上割烹未満」が自慢の店で、美味しい料理を  楽しみながら交流しました。

(文責:平松)

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平成25年度気象技能講習会特論「航空気象」(北陸・小松会場)

開催概要
日時2014年1月18日(土) 13:30-16:45
場所石川県こまつ芸術劇場うらら 第3会議室
(石川県小松市土居原町710、JR小松駅前)
受講者16名(富山、石川、福井、長野、茨城、神奈川より)
講師吉野勝美先生(全日本空輸株式会社嘱託)
内容「航空気象」
航空機運航と気象、航空機性能、
飛行障害現象(温帯低気圧、晴天乱気流)、演習(飛行高度選定)

懇親会  17:00-20:15
会場: ごはん処のみ処 もも屋 (JR小松駅前)
参加者: 10名(吉野先生もご出席)

技能講習会(小松)の様子

気象技能講習会(小松)の様子

講師の吉野先生

講師の吉野先生

コメント:

技能講習会(小松)の集合写真

気象技能講習会(小松)の集合写真
(こまつ芸術劇場うらら玄関ホールにて)

小松空港や航空自衛隊小松基地のある街での開催のため、 航空気象に関心の高い受講者が多く見受けられました。
講習会開始前は、この時期の北陸地方にしては珍しい快晴の空でしたが、 講習会後の懇親会が終わった頃には、大粒(?)のボタ雪が降って来ました。

講師の吉野先生、遠方にもかかわらずお越し下さった受講者の皆さんに、 この場を借りて深く御礼を申し上げます。

(文責:平松)

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北陸支部第47回例会

開催概要
日時平成25年11月16日(土)11:15-17:30
場所福井工業大学あわらキャンパス
(福井県あわら市北潟213字21番地)
出席者 福井工業大学・・・青山先生、加藤先生、中城先生、学生1名
富山県・・・金山、四十谷、山本、松島、中川
石川県・・・中村、立花、北村、山西、松下、私市、佐藤、山下、吉田、平松
福井県・・・池辺、北川、杉村、嶋本
奈良県・・・瀧澤
新潟県・・・天野
      以上、4名+21名(順不同、敬称略)

内容

1.レーダー施設および観測機器類の見学

11:40 福井工業大学あわらキャンパス集合、開会挨拶
11:45-12:40 屋内外レーダー施設、観測機器類見学

福井工業大学あわらキャンパス1号館

福井工業大学あわらキャンパス1号館

直径10mのパラボラアンテナ

直径10mのパラボラアンテナ

ウィンドプロファイラレーダーの見学

ウィンドプロファイラレーダーの見学

ウィンドプロファイラレーダー近影

ウィンドプロファイラレーダー近影

ウィンドプロファイラレーダー監視室

ウィンドプロファイラレーダー監視室

あわらキャンパスには、直径10mのパラボラアンテナをはじめ、 電波干渉計、ウィンドプロファイラレーダー、気象観測器類が設置されており、 電波天文学の観測や人工衛星からのデータ受信、局地的な気象観測が行われています。 これらの施設を見学しながら、観測の原理や手法のほか、観測にまつわる苦労話などを伺いました。

2.昼食会

12:45-13:30 昼食会(北潟湖畔荘レストラン)

あわらキャンパスに隣接するホテルのレストランで、 北潟湖を見ながら焼魚御膳を頂き、参加者どうしの交流を深めました。

3.例会および講演会

14:00-17:00 例会、講演会

あわらキャンパス1号館2階205講義室で、参加者(今秋新規合格入会者2名を含む)の自己紹介の後、 先生方による講義を受講しました。

青山先生の講義

青山先生の講義

(1)電気電子情報工学科 教授 青山隆司 先生
「衛星リモートセンシングの実利用」
福井工業大学あわらキャンパスの衛星データ受信・解析システムの紹介後、 大学の研究プロジェクトである太平洋の震災瓦礫漂流の監視、福井県スマートファーム構想、 福井県のイカ釣り漁船への漁場情報提供など、衛星リモートセンシングが身近な所で活用されている事例をご紹介下さいました。

次に、

加藤先生の講義

加藤先生の講義

(2)産業ビジネス学科 教授 加藤芳信 先生
「衛星リモートセンシングによる黄砂の検出と2010年3月宮崎県口蹄疫発生の原因可能性」
衛星データ画像によってタクラマカン砂漠から日本まで飛来した黄砂を検出した研究結果と、 2010年3月に宮崎県で発生した口蹄疫の原因が黄砂かもしれないという説を衛星画像によって検討した結果をご紹介下さいました。

最後に、

中条先生の講義

中条先生の講義

(3)電気電子情報工学科 准教授 中城智之 先生
「ウィンドプロファイラレーダーによる北陸沿岸域の局地循環観測と将来展望」
午前中に見学したウィンドプロファイラレーダー(WPR)を使って観測した、 キャンパス所在地である福井平野の海陸風循環や風の局地性、強い降雨時の観測例をご紹介下さいました。 また、福井地方気象台に設置されたWINDASとの関係でキャンパスにWPRを設置するまでの苦労話や、 今後の研究に対する展望なども伺いました。

17:00 閉会、解散

4.懇親会 17:40-19:40

場所: 「味のよしだや しのぶ庭」(JR芦原温泉駅前)
参加者: 12名

JR芦原温泉駅前に移動して開催した懇親会には中城先生も出席され、美味しい魚や寿司などを頂きながら、 講演会のお話の続きなどを詳しく伺いました。

以上、今回の例会における施設見学や講演会に際して、 格別のご配慮を賜った福井工業大学の関係各位に、この場を借りて深く御礼申し上げます。

(文責:平松)

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北陸支部第46回例会

開催概要
日時平成25年9月7日(土)13:00-17:00
場所金沢市中央公民館彦三館 視聴覚室
(石川県金沢市彦三町1丁目15番5号)
出席者 富山県・・・長谷川、金山、太田、鍛冶、渡会
石川県・・・中村、立花、松下、宇田、私市、佐藤、小林、山下、吉田、平松
福井県・・・池辺
 以上、16名     (順不同、敬称略)

内容

1.話題提供
ハープ演奏(金山さん)

ハープ演奏(金山さん)

(1)金山 ひとみさん
「北陸支部の歌『われら空友』完成披露」
金山さん作曲、榎本さん(今回ご欠席)作詞による北陸支部の歌を、 金山さんのハープ演奏に合わせて、参加者全員で合唱しました。
引き続き、金山さんのアイリッシュ・ハープ演奏も鑑賞しました。
(※北陸支部の歌『われら空友』の歌詞付き楽譜は、北陸支部HP「注目の特集」 北陸支部の歌「われら空友」でご覧になれます。)
(2)私市 喜八郎さん
「正徳の一揆」
正徳2年(1712年)は、春先の低温と8月(旧暦)の台風で、農作物が甚大な被害を受けました。 加賀国大聖寺藩の百姓は村の肝煎を通じて年貢米の軽減を申し入れましたが聞き入れられず、 とうとう藩の役人を襲撃する事態になりました。 それによって年貢米は減免(百姓6割、年貢4割)となりましたが、 仲介役の肝煎が一揆の首謀者として処罰されました。
(3)佐藤 理さん
「昭和58年7月豪雨」
佐藤さんは島根県益田にご親戚があり、昭和58年7月豪雨で床上浸水の被害に遭われました。 ちょうどその時、佐藤さんのお父様が山形・新潟県境の飯豊山で滑落されたため、 佐藤さんご自身が東奔西走された当時のお話を伺いました。
会場の様子

会場の様子

(4)宇田 英史さん
「7月29日小松大雨の検証」
今年7月29日に小松市内各地で道路冠水した大雨について、 避難勧告の出た範囲の地図や氾濫ギリギリの梯川の画像を見ながら、 レーダーエコーや高層天気図を検証して、大雨の原因を探りました。
「自転車と気象」
宇田さんのご趣味である自転車の走行に影響をもたらす気象現象(風、気温)について、 各地へ長距離サイクリングした写真や記録データの実体験に基づいて考察して下さいました。
(5)池辺 豊さん
「さまざなま地球温暖化情報」
今年の夏は日最高気温の国内記録更新(41.0℃)がありましたが、 夏の平均気温や北極海氷減少まで何もかもが史上最高となっているわけではありません。 気候変動に関するさまざまなネット情報や書籍等の紹介や評論がありました。
2.業務連絡事項
(1)北陸支部の今後の行事予定

・次回の北陸支部第47回例会は、11月16日(土)に福井県内で見学会の予定(調整中)。

・気象サイエンスカフェ北陸in富山(仮)
  平成26年3月上旬に、富山市内での開催を調整中。
  ゲストスピーカーは富山大学教授(気象学)の予定。

集合写真

集合写真

3.懇親会 17:30-20:00

場所: 居酒屋「味楽 ゆめり」(金沢市本町)
参加者: 13名

この店自慢の季節の美味しい物を頂きながら、 例会の話題の続きを詳しく伺いました。

(文責:平松)

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平成25年度気象技能講習会「最新の予報技術」(長野・松本会場)

開催概要
日時平成25年8月24日(土)13:30-16:30
場所松本市中央公民館(Mウィング) 4-4会議室
(長野県松本市中央1-18-1)
講師阪本孝廣さん
受講者20名(うち北陸2名)
会場(松本市中央公民館Mウィング)外観

会場(松本市中央公民館Mウィング)外観

講習会の様子

講習会の様子

講義内容:

講師の阪本先生

講師の阪本先生

  1. 第1章 トピックス
    1. 1.土壌雨量指数と流域雨量指数の改善
    2. 2.海上予報警報の改善
    3. 3.メッシュ平均値2010
    4. 4.気象庁ホームページにおける気象情報の色合いの統一
  2. 第2章 事例解説「急発達した低気圧」
    (平成24年4月2、3日に急発達した低気圧)
    1. 1.概要
    2. 2.実況の経過
    3. 3.数値予報の特徴
    4. 4.発達の要因
    5. 5.構造の特徴
  3. 第3章 解析実習「局地解析」
    1. 1.はじめに
    2. 2.局地解析の鉄則
    3. 3.解像度を上げると見えてくるもの
    4. 4.地形を考慮すること
    5. 5.アメダスを用いた局地解析
    6. 6.実習
懇親会(味庵「木葉」)

懇親会(ホテルニューステーション・味庵「木葉」)

懇親会: 17:00-19:30

場所: ホテルニューステーション
      1階・味庵「木葉」
出席者: 14名(阪本先生含む)

コメント:

講習会会場は、JR松本駅から徒歩5分の市街地中心部に位置する学習施設(公民館)の一室でした。 講習内容は、気象庁の最近の業務改善内容の解説と、昨年春に各地で被害をもたらした、 いわゆる「爆弾低気圧」の解説、及びこの低気圧に関する局地解析の実習でした。

懇親会は松本駅前にあるホテル内レストランで、信州の美味しい物を頂きました。

講師の阪本先生、および今回の講習会を現地運営された長野支部の皆様へ、 この場を借りて深く御礼申し上げます。

(文責:平松)

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金沢地方気象台「お天気フェア」協力報告

平成25年8月3日(土)に金沢地方気象台で開催された「お天気フェア」に、 北陸支部会員有志が 協力しましたので、その模様を報告します。

協力概要
行事名「お天気フェア」 はじめての気象台へようこそ
日時2013年8月3日(土)8:30-16:00
(イベント開催時間は9:00-15:00)
場所金沢地方気象台(金沢駅西合同庁舎)
(石川県金沢市西念3-4-1)
協力者 石川県・・・北村、中村、池津、氏森、吉田、平松
   以上、6名(順不同、敬称略)
内容:

今夏は雨模様が続く金沢でしたが、この日は久しぶりに 朝から晴れ間がのぞく中で、「お天気フェア」が開催されました。 恒例の気象台現業室見学や子供向け誕生日天気図プレゼント、 さまざまな気象・地震・津波の実験や観測機器の展示、 屋外では露場見学の他、河川国道事務所による地震・降雨体験も 実施されました。 気象予報士は来場者の受付・誘導や誕生日天気図の解説、 風速実験、雪結晶折り紙の指導、「はれるん」中の人を 交代で担当しました。 来場者は親子連れ計71名でしたが、気象現象の理解に つながるさまざまな実験を興味深く何度も体験していました。 当日の午後には北陸地方の梅雨明けも発表され、当地も 本格的な夏を迎えたようです。

来場者誘導

来場者誘導

1階玄関・来場者受付

1階玄関・来場者受付

地震体験車

地震体験車

会場の様子

会場の様子

風速実験

風速実験

雪結晶折り紙指導

雪結晶折り紙指導

誕生日天気図解説

誕生日天気図解説

「はれるん」中の人

「はれるん」中の人

以上、気象予報士の協力に格別のご配慮を下さった金沢地方気象台の関係各位に この場を借りて深く御礼申し上げます。

協力した気象予報士

協力した気象予報士

なお、この事業には一般財団法人日本気象協会の公益目的支出から 活動資金の助成を受けています。記して謝意を表します。

以上、金沢地方気象台「お天気フェア」協力報告まで。

報告者

報告者

(文責:平松)

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富山地方気象台「気象台へ行こう!」協力報告

平成25年7月30日(火)に富山地方気象台で開催された「気象台へ行こう!」(気象台施設公開)に、 北陸支部会員有志が 協力しましたので、その模様を報告します。

協力概要
行事名「気象台へ行こう!」見てみよう、体験してみよう、気象台のお仕事
午前:施設公開「気象台へ行こう」
日時2013年7月30日(火)8:50-12:30(イベント開催時間は9:00-11:30)
場所気象庁 富山地方気象台(富山県富山市石坂2415)
協力者 富山県・・・島崎、宮崎
石川県・・・北村、山西、平松
  以上、5名(順不同、敬称略。)
内容:

心配された前日までの大雨の影響もほとんどなく、 予定通り富山地方気象台の施設公開行事が開催されました。 屋外の露場見学をはじめ、気象台庁舎の1階では気象実験、 2階ではお天気相談や紙工作、パネル展示、DVD放映、 そして3階の現業室見学などが実施される中で、気象予報士はペットボトル雲やペットボトル竜巻の実験、 風速実験、空気砲実験、雪結晶切り紙工作の指導、そして お天気相談補助を交代で担当しました。 やや蒸し暑い日でしたが、午前中だけで親子連れ50名が訪れ、 気象現象の理解につながる実験を体験し、 気象台施設を 興味深く見学していました。

午前の部が終了後、協力した気象予報士は気象台が 用意して下さった弁当をご馳走になりながら、 子供たちに 気象に関心を持ってもらう工夫について話し合いました。

ペットボトル雲・竜巻実験

ペットボトル雲・竜巻実験

空気砲実験

空気砲実験

風速実験

風速実験

雪結晶切り紙工作

雪結晶切り紙工作

協力した気象予報士

協力した気象予報士

報告者

報告者

昼食弁当

昼食弁当(ご馳走さま)

以上、気象予報士の協力に格別のご配慮を下さった富山地方気象台へ この場を借りて深く御礼申し上げます。

なお、この事業には一般財団法人日本気象協会の公益目的支出から 活動資金の助成を受けています。記して謝意を表します。

以上、富山地方気象台「気象台へ行こう!」協力報告まで。

(文責:平松)

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北信越(新潟・長野・北陸)三支部合同例会(新潟上越) (北陸支部第45回例会)

開催概要
タイトル「越後じょうえつ 雪冷房と雪国満喫バスツアー」
運営主管新潟支部
開催日時2013年7月20日(土)10:15-18:30
見学場所雪のまちみらい館、キューピットバレイ、雪だるま物産館(上越市、旧安塚町)
岩の原葡萄園(旧牧村)
地すべり資料館(旧板倉町)
参加者
(順不同)
新潟支部・・・諸岡、森下、斎藤、皆川、田村、内藤、高山、阿部
長野支部・・・小菅、神谷、達家、大塚、宮澤、海野
北陸支部・・・松下、北村、中村、平松、中川
静岡支部・・・吉本
上記メンバーに加えて、各会員のご家族、お知り合いの方なども参加されて総勢25人。 最も若い参加者は6歳でした。
貸切バスで移動

貸切バスで移動

JR直江津駅南口に集合。新潟、長野、富山の3方面からの列車の到着を待って、 10時15分に大型バスで出発。

雪のまちみらい館(11:00-11:45)

豪雪を逆手にとったユニークなまちづくりで、全国に名を馳せた旧安塚町。 その雪活用の中心的な施設で、旧安塚町役場の隣にある。円筒形の建物の下半分が「雪室」(ゆきむろ)になっていて、 冬に詰め込まれた雪が施設の冷房に使われる。雪の量はおよそ300トンで、9月上旬まで保つそう。 お話をしていただいた伊藤親臣さんは雪冷熱利用の研究者&技術者で、「雪だるま財団チーフスノーマン」 という肩書きを持つ方。雪冷熱利用施設の設計コンサルティングや雪室における食品貯蔵なども研究されていて、 雪冷房の仕組みに加えて、雪利用の歴史、雪にいかに付加価値をつけていくか、などなど熱心にお話していただきました。 なお、今回見学した各雪冷房施設は、ほとんどが伊藤さんの手によるもの。

雪のまちみらい館

雪のまちみらい館

「チーフスノーマン」伊藤さんの説明

「チーフスノーマン」伊藤さんの説明

続いて、

キューピットバレイの雪室

キューピットバレイの雪室

キューピットバレイ(12:00-13:00)

「キューピットバレイ」は、安塚の山間地に作られたスキー場。その一角に、 コンクリート造の巨大な箱がある。最大1,500トンの雪を詰め込む雪室として、 隣接するレストハウスや「ふれあい昆虫館」の冷熱源として使われている。伊藤 さんの案内で内部に入ると、さっ、寒い…。室内の気温は4度ほどで、なぜか野 菜や果物、飲み物(ビールも)などが置いてある。聞けば、数日後から、 「雪むろコンビニ」として活用をするそう。

雪むろコンビニ

雪むろコンビニ(訪問時は営業開始期間前)

雪むろコンビニの商品

雪むろコンビニの商品

とにかく暑さから逃れたいという方、ぜひどうぞ。圧倒的に涼しいです。

雪だるま物産館(13:15-14:00)

キューピットバレイで昼食をとったあと、物産館のある「道の駅安塚」へ移動。 川沿いの斜面に作られて半地下式の雪室は、かつては巨大な雪山にシートをかけ ただけの簡素な食品貯蔵庫だったが、現在は建屋で囲まれ、道の駅の各施設の冷 熱源としても活用されている。中からいい香りがすると思ったら、雪室下部の倉 庫にコーヒー豆が貯蔵されているそう。ちょうど運送会社のトラックが来て、荷 物を搬入する様子も見ることができました。

雪だるま物産館

雪だるま物産館

雪室前で記念撮影

雪だるま物産館の雪室前で記念撮影

次の訪問先へ移動

アメダス安塚

アメダス安塚(車窓より)
積雪深計も見える

岩の原葡萄園(14:30-15:00)

道の駅安塚から、旧牧村へ移動。アメダス安塚のすぐ横を通り、1車線の狭い 峠道をうねうねと上り下りして、岩の原葡萄園へ。明治時代に作られた石造り、 半地下式の貯蔵庫は、ワインの温度管理のため、建設当初から雪室が付属してい たそう。後に、冷房装置の普及で雪は使わなくなりますが、2005年に最新の雪室 が設置されて雪冷房が復活。施設見学の後は、ワインの試飲(大人だけ)→すっ かり良い気持ちになる→快くワインお買い上げ、というお約束のコース。

岩の原葡萄園

岩の原葡萄園

ワイン貯蔵庫

ワイン貯蔵庫

さらに次の訪問先へ移動

地すべり資料館(15:20-15:50)

上越市東部から十日町市にかけての山間地は、全国でも屈指の地滑り地帯。 資料館のある旧板倉町には、地滑り災害を治めるための人柱伝説もある。 (資料館の隣は「人柱供養堂」)。地滑りなど自然災害の仕組みを説明したパネル展示は、 主に小学3、4年生の防災学習を想定しているそうで、実験コーナーには、お天 気講座などで使えるかも、と思わせる手作り機材もありました。2012年に発生し た大規模な地すべり災害(バス車窓から現場を見学)の写真も時系列で展示され ていて、被害が進行する様子(最初にどかっと崩れて、後はじりじりと土砂が進 んでくる)や復旧作業の困難さ(大量の水が出るので泥沼状態。重機を入れるの も大変)も理解することができました。

上越市板倉区の地すべり現場

上越市板倉区の地すべり現場(車窓より)

地すべり資料館

地すべり資料館

最後はやっぱり、

懇親会(和ビストロ「結」)

懇親会(和ビストロ「結」)

懇親会(16:30-18:30)

直江津と高田のほぼ中間、大きなバイパス道路沿いにある「和ビストロ「結」」 という店で飲み放題の懇親会。17人が参加して、盛大に飲んで、食べて、延々としゃべりました。

(報告:中村さん)

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北陸支部第44回例会・第8回支部定期総会

行事概要
日時平成25年4月20日(土)13:00-17:00
場所アーバンプレイス 8階・821会議室(富山県富山市牛島町18-7)
出席者 富山県・・・門木、長谷川、斉藤、金山、宮崎、中林、太田、山本、松島、中川
石川県・・・中村、立花、北村、山西、松下、宇田、私市、佐藤、山下、吉田、平松
福井県・・・池辺、杉村
新潟県・・・榎本
神奈川県・・吉本
  以上、25名(順不同:敬称略)

内容

1.北陸支部第8回支部定期総会
会場の様子

会場の様子

提示された議案(昨年度活動報告、決算および監査報告、 今年度活動計画、今年度予算案、規約改正、役員選出)は、 出席者多数の拍手によりすべて承認されました。
なお昨年度に引き続き、今年度の支部役員も以下のようになります。

  • 支部長   : 平松章男 (石川県)
  • 副支部長  : 斉藤允  (富山県)
  • 支部会計  : 中村繁之 (石川県)
  • 支部幹事
    (防災知識普及担当):氏森孝宏(石川県)
  • 支部会計監事: 立花玄教 (石川県)
  • 個人情報管理責任者:平松章男
  • 個人情報取扱者:中村繁之

なお、第9回支部定期総会の 議案書はこちらをご覧下さい。(PDFファイル、パスワード保護)

2.話題提供
(1)金山ひとみさん
ハープ演奏(金山さん)

ハープ演奏(金山さん)

「空友への贈り物」
金山さんご持参のアイリッシュ・ハープによる生演奏(全11曲)を鑑賞しました。 特に最後の2曲は金山さんご自身の作曲でした。金山さんから気象予報士の仲間「空友」へ、 文字通り音楽の「贈り物」を頂きました。
演奏曲:
  1. 1. The Lark in the Clear Air (Irish melody)
  2. 2. Sheebeg and Sheemore (Turlough O'Carolan)
  3. 3. The Foggy Dew (Irish melody)
  4. 4. The Minstrel Boy (Irish merody)
  5. 5. Eleanor Plunkett (Turlough O'Carolan)
  6. 6. Bridget Cruise - Third Air (Turlough O'Carolan)
  7. 7. Loch Tay Boat Song (Scottish melody)
  8. 8. 'Tis the Last Rose of Summer (Irish melody)
  9. 9. Down by the Sally Gardens (Irish melody)
  10. 10. 空友への贈り物 (Hitomi Kanayama)
  11. 11. 秋の情景 - 南ドイツ編 - (Hitomi Kanayama)
(2)私市喜八郎さん
話題提供(私市さん)

話題提供(私市さん)

「北陸道の交通の難所・親不知の不思議」
2011年9月22日の台風第15号通過時、 私市さんのご子息が北陸自動車道を糸魚川から魚津方向へ走行中、 大雨による通行止めに遭ったそうです。ご子息からの天候見通し問合せに 「雨は長続きしない。通行止めは間もなく解除。」と答えた私市さんでしたが、 予想に反して雨が続き、気象予報士としての信用がガタ落ちした、という失敗談を、 当時の天気図やレーダーエコー図などで詳しく説明して下さいました。
(3)宇田英史さん
話題提供(宇田さん)

話題提供(宇田さん)

「小松気象隊の紹介と航空機への被雷」
今年2月26日の夕方に地元の民放テレビ局で放送されたニュース映像(宇田さんもご出演)を見ながら、 航空自衛隊小松気象隊の雷探知装置類の紹介や、航空機の被雷対策について、詳しく解説して下さいました。
(4)中川達朗さん
話題提供(中川さん)

話題提供(中川さん)

「本年3月2日と21日の北海道地吹雪災害の教訓
- 私のホワイトアウト体験 - 」
急速に発達した低気圧の影響により、本年3月に北海道で発生した 「行き倒れ」「CO中毒」「車両多重衝突」の際、関係者は皆「ホワイトアウト」の発生を証言していました。 これらの死亡事故・災害の背後には、怖い思い(ヒヤリ・ハット)をしながら助かった人も多かったはずです。 中川さんご自身も、長年にわたる運転歴の中で過去2回だけ、 富山県内の国道8号線を走行中にホワイトアウトを経験された、とのお話を伺いました。
3.業務連絡事項ほか
第44回例会の集合写真

集合写真

(1)今後の予定

次回は北信越三支部合同例会(主管:新潟支部)で、 7月20日(土)に新潟県上越市周辺での見学会を予定。 (詳細は新潟支部からの案内を参照して下さい。)
その次の北陸支部第46回例会は、9月上旬頃の予定。 (詳細が決まり次第、メーリングリストで案内します。)

(2)記念撮影

例会会場内で集合写真を撮影しました。 写真は近日中に北陸支部ホームページへ掲載します。

4.懇親会 17:30-20:00

場所: 地魚一品料理「親爺」 (富山市桜町)
参加者: 22名

この店の2階座敷(定員18名)に22名が上がり込み、 ホタルイカやシロエビの刺身、ブリの焼き物、そして 寒い日にちょうど良かった「おでん鍋」等々を満喫しました。

以下の写真撮影および提供:長谷川さん(長谷川さん開発の「ワンレグ」で撮影)

懇親会その1

懇親会その1

懇親会その2

懇親会その2

懇親会その3

懇親会その3

懇親会その4

懇親会その4

出入口付近で料理や飲み物の配膳役を務めたNさん(匿名希望)、 どうもお疲れ様でした。

(文責:平松)

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