2014年度の活動記録詳細
北陸支部第54回例会
日時 | 平成27年2月14日(土)13:00-17:00 |
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場所 | 福井市まちづくりセンター「ふく+」(ふくたす) (福井県福井市中央1丁目9-27 マルキヤビル1階) |
出席者 | 富山県・・・四十谷、井上、奥之山、金山、長谷川 石川県・・・私市、佐藤、北村 福井県・・・池辺、嶋本、杉村 愛知県・・・榎本 以上、12名 (順不同、敬称略) |
内容
1.話題提供
(1)金山ひとみさん
- 「北陸の降雪量についての考察(第1報)」
- 12月の降雪量で年明け以降の降雪量が占えるのか? 気象庁HP掲載の1953年からの福井・金沢・富山・高田・新潟のデータで調査した。 12月の降雪量と翌1〜3月の降雪量で、単回帰分析及びピアソンの相関係数を算出。 新潟を除く4地点で単回帰式は有意、95%信頼区間外の年は「〇〇豪雪」のシーズンと一致した。 最近30年は過去の豪雪に比肩する量の観測はないが、降雪の多い年もあり油断大敵と分かった。
(2)榎本英樹さん
- 「地名から読み解くアイヌ気象歳時記」
- アイヌ語をそこで「何かをする」所というように、生活を表す地名と どういった土地かといった形状を表す地名に分けて考えてみると、 自然の恵みを神として崇め、それを生活の糧として受け入れて暮らしてきた生活ぶりを垣間見ることができる。 それを夏と冬の生活として分類し、考察したときに「鮭」に対する特別な思いが見えてきた。 小熊探しをする2月の雨にも言及し、北海道で厳冬期に雨になる天気図なども示された。
話題提供の様子(写真提供:嶋本会員)
(3)四十谷謙司さん
- 「氷河を抱く立山と気象変化の様子」
- 3000m峰の立山は、寒冷な気候に加え豪雪地帯でもあり、「山岳永久凍土」と「氷河」が存在する。 その様子を「アイスレーダー」とGPS観測による氷厚と氷体の流動、気温と地中温度の観測結果等からの話があった。
- 「季節変化で起きる標高と気圧高度計の差異」
- 昨年、立山へ数回登り、実際の標高と高度計表示の差が季節変化する様子のデータを取り、グラフにまとめた説明があった。
(4)私市喜八郎さん
- 「雷を封じ込めた修験僧について」
- 西暦682年、天武11年、泰澄(たいちょう)大師は越前国麻生津の泰澄寺で生れた。 子供の時から神童と呼ばれ、衆人の注目を浴びていた。 ある時、泰澄大師はこの寺の周辺で発生した雷を寺の裏手にある池に封じ込めたと言われている。 以来、この地域では落雷災害は発生していないそうだ。
- 「改正災害対策基本法を初適用」
- 平成26年12月5日、四国地方で大雪が降り、国道192号線で積雪25cm、約130台の車が立ち往生した。 この時、国土交通省四国地方整備局は、改正災害対策基本法を初適用して、車の強制撤去をした。 (因みに改正災害対策基本法は平成26年2月、関東甲信地方での大雪時に放置車や立ち往生した車で 効率的な除雪が出来なかったため改正された。)
参加者集合写真(写真提供:嶋本会員)
2.今後の支部運営について
標記について自由討議を行った。
3.今後の予定
4月中に支部総会及び第55回例会を開催の予定(詳細未定)。
4.懇親会 17:30-20:00
場所: わらび福井駅前店(福井市中央1丁目11-11 エリアス1階)
参加人数:9名
(文責:北村会員)
北陸支部第53回例会
日時 | 平成26年11月8日(土)13:00-17:00 |
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場所 | 金沢市中央公民館彦三館 視聴覚室 (石川県金沢市彦三町1丁目15番5号) |
出席者 |
富山県・・・四十谷、長谷川、渡会 石川県・・・北村、立花、私市、佐藤、平松 福井県・・・池辺、嶋本 以上、10名(順不同、敬称略) |
内容
1.話題提供
長谷川さん実技指導
(1)長谷川 健さん
- 「「14歳の挑戦」事業に協力して」
- 長谷川さんの職場の病院では、中学2年生の職場体験を受け入れており、 中学の学習内容と直結する医療の実際を実習させている様子をご紹介下さいました。 さらに、実際の医療器具を使った実習の一部(縫合と結紮)を例会参加者に実技体験して頂き、 上手く出来た人は「長谷川先生の弟子」を名乗ることが許されました。
(2)私市 喜八郎さん
- 「不覚にも予測できなかった最低気象条件」
- 1993年11月11日、低気圧が本州上に東進し、小松飛行場では19:50-22:41の約3時間、
霧で視程が最低気象条件以下となり、飛行機が発着できなくなりました。
数時間前から最低気象条件を予報することは困難なのですが、
飛行制限をするような予報発表にはそれ相当の覚悟が必要という過去の経験をお話し下さいました。
また、小松基地航空祭、梯川の粗朶沈床(そだちんしょう:河川の護岸基礎固め工法の一つ)、 自宅のつるし柿などの珍しい写真もご紹介下さいました。
参加者集合写真
(3)池辺 豊さん
- 「(速報)IPCC統合報告書を読み解く」
- 11月2日に発表されたIPCC第5次報告書では、
CO2の排出量と気温上昇との関係が相変わらず実測とかけ離れており、
さらに今後の気温上昇予測シミュレーションは画像的にもぼんやりとした楕円であやふやに表現されています。
このような報告書を根拠にした政策決定を危惧するお話を詳しく伺いました。
2.業務連絡事項
・次の北陸支部第54回例会は、2015年2月に福井県内で開催予定です。
(詳細が決まり次第、改めてご案内します。)
・防災気象出前講座への今後の対応についても話し合いを行いました。
3.懇親会 17:30-20:00
場所: 居酒屋「味楽 ゆめり」 (JR金沢駅前)
参加者: 10名
能登の魚や加賀の野菜を使った料理と一緒に、例会の話題の続き(裏話?)を楽しみました。
懇親会(写真提供:長谷川さん自撮り)
懇親会(写真提供:長谷川さん自撮り)
(文責:平松)
平成26年度気象技能講習会「予報技術」(新潟・上越)
日時 | 2014年10月25日(土) 10:40-15:00 |
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場所 | 上越市高田地区公民館 (新潟県上越市大手町5-40) |
受講者 | 20名 |
講師 | 伊藤譲司先生 |
内容 | 「予報技術」 局地モデルの改善、降水短時間予報の改善 解析雨量の改善-上空エコーの除去、特別警報と防災情報の今後の改善の方向 2013年1月14日の南岸低気圧による関東地方の大雪、実習(層厚) |
北陸支部第52回例会
日時 | 平成26年9月13日(土)13:00-17:00 |
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場所 | 株式会社富山県総合情報センター セミナー室D (富山県富山市高田527 情報ビル1階) |
出席者 |
富山県・・・四十谷、井上、斉藤、長谷川、山本、中川、奥之山 石川県・・・北村、私市、平松 福井県・・・池辺 長野県・・・藤田 神奈川県・・吉本 埼玉県・・・青木 大阪府・・・泉 以上、15名(順不同、敬称略) |
内容
1.話題提供
(1)私市 喜八郎さん(石川県)
- 「手取川大水害」
- 白山から日本海に注ぐ石川県内最大河川の手取川では、昭和9年7月に大水害が発生し、
加賀平野を中心に大きな被害となりました。手取川流域の特徴的な地形を現地の写真や航空写真および地図で解説し、
当時の被害の様子を古い写真や天気図などの貴重な資料を使って説明して下さいました。
手取川には昔から洪水対策として建設・整備されてきた堰堤や用水が今でも現役で残っています。
また、私市さんが7月下旬に撮影した白山周辺の積乱雲の写真も、天気図やレーダー画像と合わせて紹介して下さいました。
(2)藤田 一さん(長野県)
- 「平成26年2月14、15日南岸低気圧による大雪について - 北陸新幹線は大丈夫か - 」
- 富山から長野へ2年半前に転勤された藤田さんが、
ご自身の近況と合わせて長野県の積雪事情(北部と中部・南部との違い)を解説して下さいました。
今年2月の南岸低気圧による大雪の際、普段は積雪がほとんど無い長野県中部や南部では、除雪に不慣れで交通機関が長時間マヒしました。 藤田さんご自身も16日朝からのの東京出張は、長野からの新幹線が遅れに遅れて東京到着が夕方になってしまいました。 今後、同様の南岸低気圧による大雪が長野県中部・南部で発生した場合、来年3月開業の北陸新幹線は遅れずに運行できるのか、 今から心配です。(北陸の人たちは、新潟県内の上越新幹線のように「新幹線とは大雪でも定時運行するもの」と信じて疑わない。)
(3)池辺 豊さん(福井県)
- 「今夏の北極海の氷」
- 今夏の北極海の海氷の最少面積は、21世紀に入ってから7番目に少ない(9月11日時点)ようです。
大学の先生や気象会社の中には、今夏の海氷面積がもっと縮小すると予想して北極海航路の早期開通を見込んでいましたが、
今夏の実際の航路開通はこれらの予想よりも遅れています。
北極海の氷は年々一方的に縮小しているわけではなさそうですが、そのメカニズムには不明な点が多く、 来夏の海氷面積を予測することは難しいようです。
(4)中川 達朗さん(富山県)
- 「南岸低気圧によって励起される富山県東部の局地風(第三報)」
- 富山県東部にお住まいの中川さんは、地形に影響されるローカルな気象現象についての観測と研究結果を、 支部例会でたびたび話題提供されています。本州南岸を低気圧や台風が通過する際、 ご自宅の近くで発生する東北東方向から山越えのおろし風「(仮称)城山おろし」の観測結果や地形要因と気圧配置、 水理学の跳ね水現象とのアナロジーを使った気圧変化と強風のシミュレーション、 そして今年5月21日に観測されたおろし風吹走時の雲写真などを紹介して下さいました。
参加者の集合写真
2.業務連絡事項
次の北陸支部第53回例会は、11月8日(土)に金沢市中央公民館彦三館・視聴覚室で開催予定です。 (参加申込は10月中旬より受付開始。)
また、北信越地区での気象技能講習会「最新の予報技術」は、10月25日(土)に新潟県の上越(高田)で開催予定です。
(詳細は[common: ]メーリングリストで後日案内されます。)
3.懇親会 18:10-20:10
場所: 居酒屋「金剛」 (JR富山駅前)
参加者: 13名
市内電車(路面電車)で富山駅前まで移動し、 日本海の魚を中心としたメニューで飲み放題、を楽しみました。
(文責:平松)
福井地方気象台「2014夏休みお天気フェア」協力報告
平成26年8月23日(土)に福井地方気象台で開催された「2014夏休みお天気フェア」に、 北陸支部の会員有志が協力しましたので、ご報告致します。
行事名 | 2014夏休みお天気フェア |
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日時 | 2014年8月23日(土)10:00-14:30 |
場所 | 気象庁 福井地方気象台(福井県福井市豊島2-5-2) |
協力者 |
福井県・・・嶋本 石川県・・・北村、平松 以上、3名(順不同、敬称略) |
内容
「はれるん」登場
心配された前線も未明のうちに通過し、 当日は雲の間から青空の見える暑い一日となりました。 北陸支部が福井地方気象台のお天気フェアに協力するのは今年が初めてです。
単独庁舎である福井地方気象台では、玄関付近で受付、気象測器展示や虹ビーズ実験、 2階会議室で雨粒実験や竜巻実験、ペットボトル雲・ペットボトル竜巻、 地震模型実験、3階現業室の見学、さらに屋外駐車場には 消防署から起震車が来て地震体験も行われました。 気象予報士は虹ビーズ実験、ペットボトル雲・ペットボトル竜巻実験、 そして地震体験への来客誘導を担当しました。
福井地方気象台は運動公園裏手の奥まった場所にあるにもかかわらず、 親子連れ約60名が訪れました。
虹ビーズ実験
ペットボトル雲実験
以上、気象予報士の協力に格別のご配慮(昼食の弁当を含む)を下さった 福井地方気象台の関係各位に、この場を借りて深く御礼申し上げます。
なおこの事業には一般財団法人日本気象協会の公益目的支出から 活動資金の助成を受けています。記して謝意を表します。
(文責:平松)
金沢地方気象台「お天気フェア2014in金沢」協力報告
平成26年8月2日(土)に金沢地方気象台で開催された「お天気フェア2014in金沢」に、 北陸支部の会員有志が協力しましたので、ご報告致します。
行事名 | お天気フェア2014in金沢 - 気象台ってどんなところ? - |
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日時 | 2014年8月2日(土)9:00-15:00 |
場所 | 気象庁 金沢地方気象台(石川県金沢市西念3-4-1 金沢駅西合同庁舎) |
協力者 |
富山県・・・井上 石川県・・・北村、私市、平松 福井県・・・嶋本 以上、5名(順不同、敬称略) |
内容
「はれるん」登場
曇り空ながら最高気温が35℃を超える猛暑日の中、 金沢地方気象台のお天気フェアが開催されました。
出し物は合同庁舎8階の現業室見学、パネル展示、誕生日天気図プレゼント、 6階会議室での気象実験や気象測器展示、DVD上映、 屋外駐車場での大雨体験や地震体験などがありましたが、 気象予報士は8階の見学受付・誕生日天気図の解説や、 6階の気象実験(風速実験、減圧実験)、および 「はれるん」の中の人(なかのひと)を担当しました。
前日の地元テレビ局「週末おでかけ情報」コーナー等に 生出演された気象台職員の方々の宣伝効果があったようで、 来場者は親子連れ124名となり、昨年より増加しました。
現業室見学受付・誕生日天気図プレゼント
(手前)減圧実験、(奥)風速実験
以上、気象予報士の協力に格別のご配慮(昼食の弁当を含む)を下さった 金沢地方気象台の関係各位に、この場を借りて深く御礼申し上げます。
なおこの事業には一般財団法人日本気象協会の公益目的支出から 活動資金の助成を受けています。記して謝意を表します。
(文責:平松)
富山地方気象台「気象台へ行こう!」協力報告
平成26年7月29日(火)に富山地方気象台で開催された科学教室「気象台へ行こう!」に、 北陸支部の会員有志が協力しましたので、ご報告致します。
行事名 | 科学教室「気象台へ行こう!」 - 見てみよう、体験してみよう、気象台のおしごと - |
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日時 | 2014年7月29日(火) 午前の部:9:30-11:30、午後の部:13:30-15:30 |
場所 | 気象庁 富山地方気象台 (富山県富山市石坂2415) |
協力者 |
富山県・・・井上、島崎、宮崎 石川県・・・北村、山西、平松 福井県・・・嶋本 以上、7名(順不同、敬称略) |
内容:
前日に北陸地方が梅雨明けし、この日の富山も晴れて暑い一日となりました。 今年の富山地方気象台お天気フェアは、例年午後に開催されていた富山市科学博物館の科学教室(団体見学)が 午前にも拡大され、午前・午後とも気象予報士が協力する形となりました。
屋外の露場見学をはじめ、気象台庁舎1階での気象実験、2階でのお天気相談やパネル展示、 3階の現業室見学や屋上の観測施設見学が実施される中、 気象予報士はペットボトル雲やペットボトル竜巻の実験、風速実験、空気砲実験、減圧実験、 雪結晶切り紙工作の指導、お天気相談補助を交代で担当しました。
午前は約60名、午後は約50名の親子連れが富山県内各地から来場し、
気象台の各所を楽しそうに見学していました。
(子供さんより付添のお母さんの方が、熱心にあれこれ質問していました。)
ペットボトル雲・ペットボトル竜巻
(手前)減圧実験、(奥)お天気相談
雪結晶切り紙工作の指導
協力した気象予報士
以上、気象予報士の協力に格別のご配慮(昼食の弁当を含めて)を下さった 富山地方気象台の関係各位に、この場を借りて深く御礼申し上げます。
なお、この事業には一般財団法人日本気象協会の公益目的支出から 活動資金の助成を受けています。記して謝意を表します。
(文責:平松)
北陸支部第51回例会
日時 | 平成26年7月19日(土)10:00-15:30 |
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場所 | 午前・・・福井地方気象台(福井県福井市豊島2-5-2) 午後・・・福井県県民ホール(福井県福井市手寄1-4-1 アオッサ8階) |
出席者 |
富山県・・・四十谷 石川県・・・北村、立花、松下、私市、佐藤、平松 福井県・・・池辺、高島、北川、杉村、嶋本 神奈川県・・吉本 奈良県・・・瀧澤 以上、14名(順不同、敬称略) |
内容
1.福井地方気象台 見学会 10:00-11:40
案内、説明および引率(順不同)
参加者集合、構内観測施設見学
- 次長 吉岡 典哉 様
- 業務・危機管理官 有賀 達人 様
- 観測予報管理官 内山 豊明 様
- 主任技術専門官 竹内 将之 様
- 調査官 原 与四治 様
午前10時に気象台へ集合後、気象台構内で今春更新されたウィンドプロファイラ、 福井豪雨の際の浸水標柱、露場アメダスを見学し、 浸水を避けるため庁舎2階に移設された受変電設備と非常用発電設備を見せて頂きました。 その後、会議室で福井豪雨当時の写真を見ながら説明を拝聴しました。 そして現業室を見学後、福井豪雨の際に破堤した足羽川とその周辺を気象台庁舎屋上から観察しました。
福井豪雨時の浸水標柱
更新されたウィンドプロファイラ福井
福井豪雨時の写真と説明
福井地方気象台現業室
2.昼食会 11:50-12:40
福井名物ソースかつ丼
場所: 「ヨーロッパ軒」豊島分店
福井地方気象台から徒歩2分の場所にある食堂で、福井名物ソースカツ丼を堪能しました。
3.県民公開シンポジウム聴講 13:00-15:30
「問い直そう、福井豪雨の教訓 - あれから10年」 パネルディスカッション「命を守るための避難」
主催:福井豪雨から10年ふくいの水防災を考える会、NHK福井放送局、福井新聞社
後援:福井県教育委員会
パネリスト:
- 牛山 素行 氏(静岡大学防災総合センター教授)
- 柿下 毅 氏(福井地方気象台 台長)
- 竹内 成和 氏(福井県土木部 技幹(防災・特定事業))
- 飛田 幸平 氏(福井市 危機管理対策監)
- 田中 芳枝 氏(「福井豪雨を考える会」メンバー)
- 清水 九十九氏(「蔵作をよくする会」メンバー)
- 長谷川 理 氏(福井市国見地区自主防災組織連絡協議会)
- 司会: 佐伯 真規 氏(NHK福井放送局 アナウンサー)
平成16年7月18日に発生した福井豪雨(死者・行方不明5名、浸水被害1万棟以上)の教訓が生かされているかを、
有識者や行政関係者、住民代表らが討論するパネルディスカッションでした。
なおこの模様は、NHK総合の福井県域放送で今年8月31日(日)13:50-15:00に放送される予定です。
4.懇親会 16:00-18:30
場所: 八兆屋 福井駅店(JR福井駅構内プリズム福井)
出席者: 11名
懇親会(八兆屋福井駅店)
シンポジウム終了後に空を見上げると真っ黒な雲、竜巻注意情報も発表されていたため、 当初計画の屋上ビアガーデンを泣く泣く諦めて(ここ重要)、 JR高架下の居酒屋で福井の郷土料理(へしこ)や地酒を楽しみました。
最後に、今回の例会の見学会とシンポジウム聴講について 多大なご厚意を賜った福井地方気象台の関係者の皆様へ、 この場を借りて深く御礼を申し上げます。
(文責:平松)
金沢地方気象台「地球環境に関する勉強会」
日時 | 平成26年7月2日(水)13:30-16:40 |
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場所 | 金沢地方気象台 2階・共用第2会議室 (石川県金沢市西念3-4-1 金沢駅西合同庁舎) |
出席者 | 気象庁、気象台(金沢、富山、福井)、石川県職員、等々 約60名 日本気象予報士会北陸支部 7名(池辺、北村、山西、長谷川、奥之山、斉藤、平松) |
内容
1.開会(挨拶)
13:30-13:35 金沢地方気象台 高橋 俊二 台長
2.話題提供
- 「3か月予報について」 13:35-13:55
- 金沢地方気象台 中村 佳之 気象情報官
- 「石川県農業における気候変化への対応について」 14:00-14:20
- 石川県農林水産部生産流通課企画普及グループ 廣田 実央 様
- 「石川県の地球温暖化対策について」 14:25-14:50
- 石川県環境部温暖化・里山対策室 次長 山崎 一郎 様
3.講演
- 「北陸周辺海域の海況の経過と見通し、海洋の健康診断表」 15:05-15:35
- 東京管区気象台気象防災部 片山 恭男 海洋情報調整官
- 「IPCC第5次評価報告書の概要」 15:40-16:40
- 気象庁地球環境・海洋部気候情報課 石原 幸司 調査官
4.全体的な質疑応答、意見交換
5.閉会
北信越(長野・新潟・北陸)三支部合同例会(長野・千曲) (北陸支部第50回例会)
日時 | 平成26年6月14日(土) 12:45-16:20 |
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場所 | 長野県立歴史館 第一研修室(長野県千曲市大字屋代260-6) |
出席者 | 会員16名(長野12名、新潟2名、北陸2名)+会員(長野)ご家族2名+講演者1名 |
内容
1.開始の会 12:55-13:10
長野支部・小菅支部長による開会挨拶と、参加者全員の自己紹介&近況報告をしました。
長野県立歴史館
例会の様子
2.講演 13:10-14:40
講師の青木様
講師:長野県立歴史館文献資料課長 青木隆幸 様
- 「古記録から災害を復元する - 寛保2年(1742)「戌(いぬ)の満水」を事例に - 」
- 寛保2年(1742年)の戌年8月1日・2日(新暦では8月30日・31日に相当)に発生した水害は
「戌の満水」と呼ばれ、千曲川水系や関東一帯に大きな被害を与えて、我が国災害史上でも記録的なものといわれています。
その原因は(旧暦)7月27日に大坂付近に上陸し中部・関東を経由して東北地方の三陸沖へ8月2日に抜けた台風、
というのが定説になっていますが、その真偽を多くの古記録から丹念に検証したところ、
どうも秋雨前線+江戸の西に上陸した台風なのではないか、とのことです。
「一度あったことは必ず二度ある」
「何があったかを明らかにすることは、それだけで十分意味がある」
「山国にも『津波』がある」「人災でない災害はない」等々、
災害古記録を掘り起こす作業から得られた含蓄に富む言葉の数々に深い感銘を受けました。
3.収蔵庫見学 14:50-16:10
歴史館の地下、普段は関係者以外立ち入り禁止の古文書書庫、行政文書書庫、保存処理室を特別に見学させて頂きました。 災害の頃の千曲川流域の絵地図、「長野県宝」(明治から戦前までの重要な行政資料)、縄文・弥生時代の遺物等々、 貴重な資料を見せて頂きました。
古文書(千曲川流域の絵地図)
発掘された鉄器類
4.閉会 16:10-16:20
参加者の集合写真
いろいろと解説して頂いた青木文献資料課長さまに御礼をし、玄関ホールで集合写真を撮影しました。
5.懇親会 16:30-?
場所: 庄や 屋代駅前店
出席者: 13名
駅前に場所を移し、語り合ったようです。
(詳しくは、懇親会出席者に聞いて下さい。)
(文責:平松)
北陸支部第49回例会・第9回支部定期総会
名称 | 一般社団法人日本気象予報士会北陸支部第49回例会・第9回支部定期総会 |
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日時 | 平成26年4月19日(土) 13:00〜17:00 |
場所 | 金沢市中央公民館彦三館 視聴覚室 (石川県金沢市彦三町1丁目15番5号) |
出席者 |
富山県・・・四十谷、井上、金山、斉藤、長谷川、山本、松島、吉本、奥之山 石川県・・・立花、中村、私市、佐藤、山下、吉田、平松 福井県・・・池辺 新潟県・・・丸山 以上、18名(順不同:敬称略) |
内容
1.北陸支部第9回支部定期総会
- 第1号議案 北陸支部第8期活動報告
- 第2号議案 北陸支部第8期決算報告および監査報告
- 第3号議案 北陸支部第9期活動計画
- 第4号議案 北陸支部第9期予算案
- 第5号議案 支部規約の改正について
- 第6号議案 北陸支部第9期役員選出
以上のように提示された議案は、出席者多数の拍手によりすべて承認されました。
なお今年度の支部役員は、
- 支部長 : 平松章男 <再任>
- 副支部長 : 金山ひとみ <新任>
- 支部会計 : 中村繁之 <再任>
- 支部会計監事: 立花玄教 <再任>
- 個人情報管理責任者: 平松章男
- 個人情報取扱者 : 金山ひとみ、中村繁之
となります。
なお、第9回支部定期総会の議案書は、 こちらをご覧下さい。(PDFファイル、パスワード保護)
2.話題提供
(1)金山ひとみさん
- 「『われら空友』CD完成披露」
- 昨年4月に「空友への贈り物」として金山さんが作曲したハープ演奏曲に、 北陸支部会員による歌詞、歌唱、カバーイラストが付き、1年がかりで立派なCDが完成しました。 出来上がったCDの演奏と制作秘話が披露され、出席者全員に完成版CDが配布されました。
(2)四十谷謙司さん
- 「日本海でポーラーロー発生、その盛衰と経路について」
- 昨年12月19日〜21日にかけて日本海を移動してきた寒冷低気圧が、
日本海を北上して一周した後に富山湾で消滅する動きをしました。
その様子を 高層天気図や衛星画像で分析し、独自の経路図でまとめて下さいました。
(3)私市 喜八郎さん
- 「2013年11月の雷三昧の日々」
- 2013年11月19日〜20日には、石川県内各地で落雷の被害が発生しました。その原因を天気図などから分析しました。
- 「2014年寒候期(12月〜2月)の天候」
- 気象庁発表の今冬(12月〜2月)の天候まとめによると、北陸地方の平地では平年を大きく下回る少雪でした。
石川県内各地の累積降雪量をグラフに描いて詳しく分析しました。 - (番外編)「小松市の千恵子桜(しだれ桜)ほか」
- 石川県小松市内の桜の名所で撮影した写真をご紹介下さいました。
玄関前で集合写真
3.業務連絡事項
次の北陸支部第50回例会は、6月下旬〜7月上旬に福井県内あるいは石川県内での開催を計画中です。
詳細が決まり次第、メーリングリスト等で告知致します。
4.懇親会 17:30〜20:00
場所: 居酒屋「味楽 ゆめり」
参加者: 10名
きれいに改装された店の2階座敷で、能登や富山湾の海産物、加賀野菜の創作料理を食べながら、気象の話題で交流しました。
(文責:平松)