2010年(平成22年)
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12/11 (土) 13:00〜17:00
12月例会&秋の案内会
場所せんだいメディアテーク 2階会議室
参加16名
内容
1. 秋の案内会
2. 支部連絡会議(12/4(土)@東京)の報告
3. 話題提供
(1)「12月4日の仙台での強風」
(2)「12月3日の岩沼での雷」
日本海からの寒冷渦
(3)「豪雪と日本海の海面水温やシベリア-日本のテレコネクション」
(4)「太平洋高気圧500hPa面とチベット高気圧100hPa面との関係」
(5)「風のコーナー効果」
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10/10 (日) 13:30〜15:00
第1回気象サイエンスカフェ
場 所仙台市科学館 エントランスホール
主 催日本気象学会東北支部
共 催仙台管区気象台、仙台市教育委員会、日本気象協会、日本気象予報士会東北支部
テーマ「地球温暖化を考える」
参 加小川会員、小牧会員、武田会員、吉田会員
話題提供岩崎俊樹 氏(東北大学大学院理学研究科教授)
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10/2 (土) 13:00〜17:00
10月例会
場所せんだいメディアテーク 2階会議室
参加5名
内容
1. 事務連絡
2. 話題提供
(1)「アメリカの気象放送の歴史」吉田会員
Robert Henson氏の著作を読んでの内容紹介
(2)「夏(6月〜8月)の天候について」
ネットに繋ぎ、みんなで 今夏の天候 について復習
(3)「雲断面図について」小川会員
前日からの岩沼での様子
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9/25 (土)
秋味たかはた ぶどう狩り&いも煮会 with 防災関係者
防災コミュニケーションツアー
場所和田農園(山形県東置賜郡高畠町)
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9/4 (土)
9月例会&若松測候所見学会
場所若松測候所(福島県会津若松市)
参加12名
内容
1. 若松測候所見学
まずは、内部見学。測風塔まで登り、会津盆地を一望し、会津磐梯山も頂上付近は雲がかっていましたが、視界良好でした。
もともと測候所は酒蔵が建っていたそうです。眺めは変わったが、 隣りの醤油工場のレンガ造りの煙突は変わっていないとおっしゃっていました。
古い書類はすでにまとめて整理されていました。中には観測ノートが積まれていて、見ると手書きのサインもあり、所長さんは感慨深げでした。
2. 小林所長講義、設立経緯、火山の話など
小林所長から、若松測候所設立経等、説明を受けました。それぞれの節目とかトピックスになる時の写真や記録等が集積されたものです。
昭和28年に猪苗代から移ってきて、57年の幕を閉じる測候所で、東北では酒田についで最後の廃止となります。
会津若松にあるのに、何故「若松測候所」なのか?という素朴な疑問ですが、「若松市」の時に設立されたそうです。その後、合併して会津若松市になる。
古い写真で測候所の移り変わりや、大雪が降ったときの写真とか。雪深い測候所であることがわかりました。只見の場合は、百葉箱は雪が深まれば、上下に移動する可動式であったようです。
露場に出てみて、気が付きましたが、ここの温度計はテニスのネットを引き上げるような仕組みで、上下にシフトします。今までの雪が深かったのは昭和44年の101cm、今年は歴代3位。
3. 質疑、事務連絡等
最後は露場にでて見学、測候所の建物を背景に記念写真を撮りました。標柱でしょうか?片隅にありました。番号が記入されていました。この標柱は残るのでしょうか?
また、先日までは「酒蔵跡」を示す教育委員会の解説板があったそうです。それも撤去されて、あるのは、表門の「若松測候所」という銘板のみですね。
露場は新しく整備されたあと、残りは整地されて、会津若松市へ返されるそうで、将来は新しく生まれ変わるものと思います。
懇親会 会津若松駅前「いろはにほへと」にて
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7/24 (土)
気象技能講習会
場所せんだいメディアテーク
参加20名
講師伊東譲司 氏
内容
(1) 気象レーダー観測に関する情報
(2) 警報・注意報の市町村を対象とした細分化
(3) 竜巻発生確度ナウキャスト、雷ナウキャスト
(4) 事例解析と演習(2009年10月7日 台風18号)
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7/3(土) 13:00〜17:00
7月例会
場所せんだいメディアテーク 7a会議室
参加11名
内容
1. 自己紹介、近況報告
2. 社員総会報告
3. 事務連絡
4. 話題提供
(1)「木村賞受賞した大門さんの『雲断面図』の紹介」小川会員
(2)「2010年未来天気図 〜みんなで作ろう地球の未来〜 参加報告」大谷会員
(3)「ウインドサーフィン」吉田会員
(4)「気象データの自動ダウンロードマクロ」武田会員
(5)「JR東日本防災研究所の『強風対策の最適化に向けた研究』の紹介」柳田会員
(6)「小名浜の土砂災害(このときの気象状況を見よう)」和田会員
懇親会「だんまや水産」にて
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6/26 (土)
第1期社員総会
場所気象庁講堂
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5/8 (土) 13:00〜17:00
5月例会&春の案内会
場所せんだいメディアテーク7階会議室a
参加9名
内容
1. 春の案内会
2. 話題提供
(1)「田沢湖 駒ヶ岳 雪型」相沢会員
(2)「電気で動く南極観測船」相沢会員
(3)「しらせグランドオープンと南極の重要性」大谷会員
(4)「4月19日の雲断面図」小川会員
(5)「満開の桜と季節外れの大雪」和田会員
(6)「850hPa相当温位図の流線解析」(全員で実習) 和田会員
(7)「前日の週間天気予報支援図から今週の天気を予想」武田会員
懇親会 「だんまや水産」にて
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4/3 (土) 13:00〜17:00
平成22年度東北支部総会&4月例会
場所せんだいメディアテーク 7a会議室
参加11名 ※他未加入の新人1名
内容
1. 総会
【第1号議案】平成21年度活動報告
【第2号議案】平成21年度会計報告
【第3号議案】平成22年度度活動予定案
【第4号議案】平成22年度予算案
【第5号議案】平成22年度役員
以上、原案通り満場一致で承認。
2. 例会話題提供
(1)「ジェット気流の内側に低気圧あり、奇異に感じた事例紹介」 鈴木会員
(2)「電車を止めた岩沼での強風(3月21日)」小川会員
(3)「白河地方で、雪と風向の関係を探る」大谷会員
(4)「日本海の飛島と石巻 風の関係は?」藤岡会員
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3/13 (土) 13:00〜17:00
3月例会
場所せんだいメディアテーク 7a会議室
参加5名
内容
話題提供
(1)「気象講演会の内容の振り返り」
先週、福島で開催された福島地方気象台との共催による気象講演会の内容、「地球温暖化と強雨化」と「市町村単位の警報発表とそれを支える技術的基盤」について講師の先生からいただいた資料をもとに振り返りました。
(2)「積雪計「プレッシャーピロー」の紹介」相沢会員
プレッシャーピローとは積雪量を積雪相当水量として計測するセンシングシステムで、不凍液を注入した直径2.4mのゴム製の袋と水晶式圧力センサーでできており、その上に積もった雪の圧力を検知し相当水量を計算する装置です。
それにより、水力発電に使える可能性のある水量を予想し発電計画を作成するとの事でした。
(3)「つい今週の仙台の大雪について」鈴木(一)会員、鈴木(智)会員
今週火曜日から水曜日にかけて通過した南岸低気圧による仙台の大雪について、スグダス2の画面をスクリーンで追いながら検討しました。
特に、850hPaの等高線が仙台付近で中心に向けて食い込んでいたこと、実況ではその時間北よりの風であったことなど、その原因やそれらと大雪になったこととの関連などが議論になりました。
(4)「栗駒山定点観測写真冠雪の様子の移りかわり」杉山会員
(5)「ハワイの新聞のお天気欄の紹介」杉山会員
お天気欄はかなり大きくとってあり、また天気図には強風軸まで書き込んでありました。(南半球も)
(6)「『天気』にまつわる英語表現」杉山会員
AERA English の記事から、天気にまつわる英語表現を紹介しました。
a fair-weather friend 「いいときには付き合ってくれるけどいざとなると頼りにならない友人」など
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3/6 (土) 13:30〜16:30
気象講演会「進化する気象情報を防災に生かす」(福島地方気象台・気象予報士会東北支部共催)
場 所福島市中央学習センター 2階大ホール
来場者115名
後 援福島県・福島市
演題1「地球温暖化と強雨化」渡邊明 氏(福島大学理工学群共生システム理工学類教授)
地球温暖化によって空気中の水分含量が多くなるため降水量は増加する可能性があること、強雨の元になるテーパリングクラウドが形成されるときは、南海上に台風や熱帯低気圧が存在し、また乾燥空気の流入も見られることが多いこと、強雨が発生する地域はある程度の傾向が見られ地形の影響も大きく関与していること、そしてこれらのことから、細かく観測・解析をすればいわゆる「ゲリラ豪雨」と言われるような強雨も十分予測可能ではないか、とのお話でした。
演題2「市町村単位の警報発表とその技術的基盤」菅原光夫 氏(福島地方気象台技術課長)
豪雨災害の教訓から、警報注意報の発表をそれまでの二次細分区域からさらに細かく市町村ごとへ行うことが5月27日から始まるが、それを支える技術的基盤の進歩として国土交通省とのレーダー情報の共有、レーダーのドップラー化、アメダス観測のリアルタイム化、ラジオゾンデ観測のGPS化、ウインドプロファイラーの導入、数値予報モデルの進化、4次元変分法、土壌雨量指数などについて解説して頂きました。
しかし、各地域での警報基準の設定や、発表の伝達方法など、課題も残っているとのことでした。
懇親会だんまや水産(福島駅前)14名
講師の先生や気象台の皆さんと総勢14名で歓談しました。
今回の企画は「地方気象台と地方支部の連携」という大方針のもとに福島地方気象台防災業務課長 和田幸一郎さんの力強い主導で進められました。
講師の選定依頼・事前の宣伝・会場設営・マスコミ対応等を気象台側が、講師謝礼の支払い・司会進行・当日の受付会場係等を予報士会側が分担しました。
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2/6 (土) 13:30〜16:30
気象技能講習会(長期予報)&2月例会
場 所仙台市戦災復興記念館 4階第1会議室
講習内容
長期予報における資料の見方や着目点、アンサンブル予報による、1カ月・3カ月予報および暖候期・寒候期予報や解説資料の読み方など、長期予報の基礎的な知識を学ぶ。
講 師酒井重典 氏(本会 代表理事)
日ごろは天気予報ばかりで、「長期予報」までじっくり見ていないので勉強になりました。講義ノートも39ページあり、これで復習をするのも良いかと思います。直近のデータは本会の会員情報管理ページから「スグダス2」に入れば、生のデータが取れます。「長期予報」は「季節予報」と言ったほうが分かりやすいです。
仙台では非常に強い寒さが続き、当日も大雪の荒れた天候でしたが、その日を境に翌日以降とても暖かくなりました。そんな大きな変化のさなかに、講習会では前日に発表された1ヶ月予報の資料を元に(講義ノートにも載っていない)解説していただいたため、長期予報がとても身近なものに感じられ、とても意義深い講習会となりました。
懇親会 稲荷小路「北の一」にて 13名
今回も東北各県から参加していただきましたが、当日の悪天による交通障害のため遅刻を余儀なくされた方もいらっしゃいました。
当日はひどい悪天の中、東京から遠路おいでいただいたお二人、ご講演をいただいた酒井会長、万端の準備でサポートしていただいた作野理事、本当にありがとうございました。
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1/9 (土) 13:00〜17:00
1月例会
場所せんだいメディアテーク
参加14名
内容
1. 支部関係の打ち合わせ
2. 話題提供
(1)「海面水温」鈴木(一)会員
雪の予想をするときは寒気が入ったときの「海面水温」もチェックすべき
(2)「白河地方の気候」大谷会員
ご自身の観察記録を元に1年間まとめた。2009年関東と東北の中間地点の気候変化の様子を整理。
(3)「1月5日、JR電車を15時から20時あたりまで止めた強風についての原因考察」小川会員
二つ玉低気圧のうち、南岸Lが通過後(5日9時頃)、西よりの風に変わり、蔵王おろしの強風。
フェーン現象で乾いた暖気が仙台平野あたりに溜まり上昇流、小さな低気圧が発生?(局地天気図からの推察)
(4)「タイのプーケットや沖縄旅行での観測記録」根本会員
気温の推移、雲の種類、雲底温度、降水の様子等
(5)「10月8日の台風18号について」大門さん(北関東支部)
天気図を囲む会の資料に基づいて、台風の位置や経路について議論あり。
懇親会「だんまや水産 定禅寺通り店」にて
10名参加
2010(平成22)年