2009年(平成21年)
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12/12 (土) 13:00〜17:00
12月例会
場所仙台市戦災復興記念館
参加9名
例会は9名、懇親会は6名の参加で新規入会の方にも参加していただきました。
内容
1. 支部連絡会議の報告
2. 東北支部関連
3. 話題提供
(1)「石巻の霧」
海岸と内陸のわずかな距離の間に低い山しかないのに大きな温度差が生じるため、この時期霧が発生しやすい。
(2)「里雪タイプの天気図の時の降雪」
沿岸に不連続線が形成されると予想外の雪の降り方をすることがある。
降水量と気温から積雪量を換算する雪水比について。
(3)「静夜思(杜甫)朗読」
「夜、寝床に月明かりがこうこうと差し込み、まるで一面霜が降りたのではと見違えた」という内容の杜甫の漢詩で、小川支部長がこれと全く同じ光景を目にしたとのことで漢詩と併せて報告した。あわせて中国語で韻を踏んで朗読。
(4)「雲断面図」
パソコン研究会で会得したスキルを用いて雲断面図をカラーで描画したものを供覧。
懇親会「名掛丁 だんまや水産」にて
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11/7 (土) 13:00〜17:00
11月例会&秋の案内会
場所せんだいメディアテーク 7a会議室
参加8名
内容
1. 新規合格者秋の案内会
2. 10月10日の設立総会報告(杉山会員)
3. ミニ天気図検討会
(1)「10月8日の台風」小川会員
(2)「(10月8日の台風)当時の会津磐梯あたりの倒木被害調査」和田会員
懇親会「だんまや水産」にて
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10/3 (土) 13:00〜16:30
10月例会
場所仙台市戦災復興記念館 5階第3和室
参加7名
内容
1. 開会
2. 自己紹介、近況報告
3. 今年度下期の予定の確認
4. 話題提供
(1)「台風の進路予想と前線解析について」
台風の進路予想では17号があまり転向せず北に進む予想だが、前線解析では前線はあまり北へ押し上げられず「立った」ままの予想であり、両者の間に若干の違和感があるとの指摘がありました。(その後、実際には台風の動きは急に緩やかになりました。)
(2)「9月例会酒田測候所見学会の振り返り」
支部ホームページのダウンロードサイトにアップされた写真を見ながら、和田さんの解説を交え振り返りを行いました。
(3)「9/23(水)高畠ぶどう狩り&いも煮会の報告」
元酒田測候所長 和田さんの企画で東北支部からはご家族含めて8名参加。仙台管区気象台、山形地方気象台、気象庁OB、仙台市消防局等の皆さんとご一緒させていただきました。
(4)「栗駒山定点観測」
通勤途中に毎日同じ場所で栗駒山の写真を撮りため、季節とともにどのように変化するか見ようと思っていたのがきっかけ。しかし脊梁山脈の山だけにすっかり晴れてよく見えることはまれで、月に数回もない。最近はきれいに見えたときだけ写真を撮っている。5月から山の雪が少しずつ減っている様子を紹介。
(5)「フロリダの天気」
夏のフロリダの天気は毎日朝は雲一つなく晴れ上がり、昼過ぎから入道雲がわき起こって、夕方決まってスコールのような大雨になり、その後晴れて蒸し暑くなるというものでした。フロリダ半島の東に高気圧があり、半島に東から湿った暖かい空気を運んでいるようでした。
また、メキシコ湾上空で積乱雲が一列に次々にわき起こって大きくなる様子が見られたので、スコールの様子と併せて写真を供覧しました。
(6)「酒田測候所閉所および飛島出前授業について」
和田さんから、酒田測候所閉所の顛末と離島と飛島の小学生に対する出前授業について報告がありました。
(5) 懇親会 名掛丁「だんまや水産」にて
4名参加
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9/23 (水)
防災コミュニケーションツアー
秋味たかはた ぶどう狩り&いも煮会場所和田農園(山形県東置賜郡高畠町)
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9/5 (土) 11:30〜17:30
9月例会&酒田測候所見学
場所酒田測候所(山形県酒田市)
参加12名
宮城にとどまらず、岩手、山形、福島、栃木、そして遠路東京からも参加がありました。
行程
【11:30】酒田・庄交バスターミナル集合
【12:00】「千寿」にて昼食
海の幸・山の幸のごちそうでした。
【13:00】日和山公園
展望台から日本海を一望、風力発電施設も見える(清川だしを利用)。
近くの日枝神社で、かつての梅の標準木を見学。
「おくりびと」のロケ地NKエージェントがそばにありました。
【13:30】山居倉庫見学
今も現役の穀物倉庫、風よけのケヤキ並木が見事でした。
【14:00】酒田測候所見学
露場に数々の観測機器。雨量計とともに、感雨計がありました。隣に無人観測のための局舎建設中。平行運用は9月半ばから。
その隣にウインドプロファイラー。東北では宮古と酒田のみに設置。巨大なサッカーボールの様な覆いで中は見られませんが、点検時に中を撮影したビデオを見せてもらいました。
まもなく閉鎖される局舎内を見学。
現業室では観測業務、解析業務を解説していただきました。
図書室では戦前の天気図など貴重な資料が多く保存、しかし一部は廃棄予定。
測風塔(現在は風速計は別な高い鉄塔の上に移設)に上ると酒田市街が一望でき、鳥海山がとてもきれいに見えました。測風塔の上には日射計、日照計が設置されていました。
【15:00】例会
所長から、酒田測候所の沿革と庄内地方の気象についてのお話、特に、平成20年8月のゲリラ豪雨、平成17年の羽越線脱線事故、そして有名な局地風、清川だしについて解説がありました。
最後に法人化を目前に支部と地方ブロックの関係、支部規約などについて、支部長から説明。
【15:30】懇親会(海鮮どんや「とびしま」酒田港飛島フェリー乗り場2階)
各々のお膳に豪勢な舟盛りが出され、酒田の海鮮を堪能しました。酒は地元「初孫」の純米本辛口「魔斬り」で、とても飲み口がよく大いに進みました。
【17:40】解散
それぞれバス組(5名)、電車組(3名)、泊まり組(3名)に別れて解散。(泊まり組は2次会へ)
所長には無人化移行準備でお忙しい中、見学会はもとより、昼食、懇親会、そして観光までお世話を頂き、参加者一同とても充実した一日を過ごすことができました。
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7/4 (土) 13:30〜
7月例会&仙台航空測候所見学
場所仙台空港
参加15名
宮城をはじめ岩手、山形、福島、栃木からも参加がありました。
内容
1. 仙台航空測候所見学
酒田測候所の和田さんのご紹介で、仙台航空測候所予報官岩田さんに案内していただきました。
・航空測候所では観測と予報を行っており、気象情報を独特の通報式で表現している。
・雲は下層から第1層、第2層、第3層と分けてそれぞれの雲の種類と量を記載し、それによって特に離着陸でどこまで有視界飛行ができるか判断する。
・雲の高さおよび視程は、周辺の山や決まっている建物などを目安にして決定する。視程は方向も重要になる。
・予報は5人1チームで日夜交代で行っている。
・東北地方の空港のデータを集め、仙台で一括して予報を作っている。地方空港での業務は一部民間委託している。
以上、航空測候所ならではの業務内容を実地見学し解説していただきました。
2. 例会(仙台空港待合室にて)
・自己紹介
・例会の予定
9月例会では、酒田測候所(山形県酒田市)の見学会を行うことになりました。
酒田測候所は10月から無人化される予定で、9月にはそれまでの有人観測施設と、新たに搬入された無人観測機器を同時に見学できます。
現所長の和田さんから、酒田測候所を取り巻く現状をお話しいただきました。
3. 懇親会(3Fコーヒーラウンジにて 5名)
ゆったり飛行機を見ながらビールグラスを傾けました。
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6/13 (土) 13:00〜17:00
6月例会
場 所せんだいメディアテーク 7a会議室
参加5名
1. 気象技能講習会 報告関連
2. 日本気象予報士会総会の報告(杉山会員、小川会員)
3. 話題提供
(1)「熱圏の話題」金野会員
(2)「ヒメボタルについて」小川会員
懇親会「だんまや水産」にて
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5/23 (土) 13:30〜16:30
平成21年度 第1回気象技能講習会「量的予報(気象予報技術)」
場 所せんだいメディアテーク 7階会議室ab
テーマ「気象解析の基礎としての気象衛星画像の解析技術」
講 師伊東譲司 氏
最新の実況監視と解析技術の具体的事例として、2008年の大雨事例を学ぶ。
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5/9 (土) 13:00〜17:00
平成21年度東北支部総会&4月例会&春の案内会
場所せんだいメディアテーク
参加8名
1. 春の案内会
2. 話題提供
(1)「台風1号と寒冷渦の関係」(forum 投稿メールより)
(2)「オーストラリアの森林火災と気象の関連」真木会員
(3)「赤道を横切る台風は存在するか」(forum 投稿メールより)
(4)「太陽光発電の導入」金野会員
(5)「最も低緯度な台風」渡辺会員
(6)「前線の引き方について」鈴木会員
3. 今後の予定
懇親会「だんまや水産」にて
6名参加
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4/4 (土) 13:00〜17:00
平成21年度 東北支部総会&4月例会
場所せんだいメディアテーク 7a会議室
参加7名
1. 総会
【第1号議案】平成20年度事業報告
【第2号議案】平成20年度会計報告
【第3号議案】平成21年度度事業案
【第4号議案】平成21年度予算案
【第5号議案】平成21年度役員改選
2. 例会話題提供
(1)「2009年1月の日本の気候」
・北日本の顕著な高温、北日本日本海側の顕著な小雪
・北・東日本太平洋側の顕著な多雨
(2)「岩沼の太陽光発電」小川会員
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3/7 (土)
3月例会
場所せんだいメディアテーク
参加6名
内容
1. 話題提供
(1)「天気予報技術の変遷」相沢会員
電気学会誌(2009.03)に掲載された古川武彦先生の論文を紹介していただきました。
天気予報の歴史を振り返り、観天望気の時代、天気図の時代、そして数値予報の時代へと、進化してゆく過程の解説がありました。
(2)「地球温暖化について」鈴木会員
平均気温の平年差のトレンドを、地域別・季節別に挙げて、ひとくちに温暖化といっても地域や季節によって気温の上昇の仕方がまちまちであることを示していただきました。
(3)「気象データの品質管理」渡辺会員
気象観測機器の不具合が長く放置されていたことが判明した事例から、現在気象データの品質管理がどのように行われているかを、気象庁の「手引き」から紹介し、通常みられないような大きな変化や、ひどく高いあるいは低い値が出た時にはチェックを入れることになっているとのことでした。
(4)「気象レーダーの列車運転規制への活用に関する研究」柳田会員
2005年の羽越線列車転覆事故のあと、余目駅にドップラーレーダが設置され、突風の観測がより細かく行われるようになったことが紹介され、さらにJRが作成した事故に関する膨大な報告書を供覧しながら、事故前後の経過や被害状況の詳細な解説があり、最後にあの突風はダウンバーストだったのか、竜巻だったのか、議論がありました。
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2/7 (土) 13:00-17:00
2月例会
場所せんだいメディアテーク 7a会議室
参加12名
内容
1. 事務連絡
2. 話題提供
(1)「急遽出演した放送現場苦労話」金野会員
(2)「東北電力のLLSシステム(落雷等)」相沢会員
3. ミニ天気図検討会「1月31日宮城県海岸部降雪」について
降雪の原因は?下層寒気、中層暖気としてどこからやってきた?単純に「南岸低気圧による降雪」と簡単には言えない?など
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1/10 (土) 13:00〜17:00
1月例会
場所せんだいメディアテーク 7a会議室
参加10名
内容
1. 事務連絡
・気象技能講習会、講演会、パソコン研究会等
2. 話題提供
・「筋状雲はどうして出来る?」小川会員
・「31日の仙台の積雪は?」渡辺会員
・「雪が降るかどうか?地上天気図よりも高層天気図をみること」鈴木会員
・「日本防災士会宮城県支部の活動状況」高橋会員
・「お正月での初日の出の写真」藤岡会員
・「福島県会津、中通り、浜通等 アメダス」武田会員
2009(平成21)年