形式:会場とZoomによるハイブリッド開催
1.自己紹介
2.気象予報士会の紹介
全国版で使用された資料を流用
3.神奈川支部の紹介
例会等の活動や防災プロジェクト関連、次回例会案内等
4.質疑応答
案内会 10名 新合格者:3名 神奈川支部:7名
1.総会結果発表、支部表彰
2.招待講演 日本気象予報士会代表理事会長 瀬上哲秀 様
気象庁・数値予報の65年の歩みと2030年に向けての開発重点計画
1959年、気象庁に当時の最先端の大型計算機が導入され、数値予報の運用が開始された後、約65年が経過しました。まず、現在までの数値モデルの変遷を振り返り、現在の数値予報システムの概要と、昨今の開発状況を紹介いただきました。さらに、2030年に向けた数値予報開発の重点計画について、目標と取り組みの具体的な内容と今後の展開についての大変貴重なお話をいただきました。
3.予報士会会員発表
(1)広野守 会員、平川昭夫 会員
〜宇宙の身近に!〜 宇宙アサガオについて
宇宙アサガオは、2010年、山崎直子宇宙飛行士がスペースシャトル「ディスカバリー号」に持ち込み、宇宙滞在の後に帰還した約200粒のアサガオの種に由来します。国立天文台により代々栽培され、2014年に松本会員が貰い受け栽培が始まりました。その後2019年の神奈川支部例会にて、松本会員より宇宙アサガオ(6代目子孫)を配布。コロナ禍により中断していましたが、今回の例会で再度宇宙アサガオの種を希望者に配布しました。今後は各自栽培し、生育の様子などを発表する機会を設ける予定です。
栽培のポイントは種まき時に種に傷をつけて発芽しやすくすることで、これにより、発芽率が大幅に向上するそうです。
(2)牧野恒明 会員
ストローでジュースが飲めない実験
水槽、ペットボトル、ストロー、ドライヤーなど、身近な材料を用いて気圧の実験をご披露いただきました。水面の変化がわかりやすく、今後のお天気教室で人気の実験になりそうです。
(3)島田賀子 会員、新海康夫 会員
神奈川支部出前講座元町p・かなそらp紹介
本会の防災プロジェクトとして開始した「元町プロジェクト」と、2017年から新たに加わった神奈川支部の「かなそらプロジェクト」の活動についてのお話でした。年々ご依頼、講師の数も増え、従来の対面での講座の他に、Zoomでのオンライン講座、手話や英語での講座の実績もあるそうです。実際の苦労話など、興味深い話がたくさんありました。
(4)和田光明 会員
雷神社を訪ねて
雷電社(都賀町)と雷神社(真岡市)という、栃木県内にある雷神社を訪問した記録を紹介していただきました。昔と現在の地図の比較や貴重な写真を通して周辺の変化を知ることができ、神社の由来や過去の事例紹介、さらには雷に関する多岐にわたるお話がありました。
(5)水田潤 会員
「みみずのたはこと」と気象雑題
今から110年前の1913年に出版された徳富蘆花の随筆集である「みみずのたはこと」を中心に、気象にまつわる話をいただきました。晴耕雨読の生活を送っていた蘆花の作品の中には当時の天気の記載が多く、雷やひょうという単語が頻繁に登場し、10年後に書き加えられた「関東大震災」についての記載があり、当時の生々しい状況が散見されます。(10年後も重版されていることから、当時のベストセラーだったことがわかります)
徳富蘆花の旧居だった場所が、現在の芦花公園(東京都世田谷区、蘆花恒春園とも表記される)です。
例会 対面参加者:40名、オンライン参加者:39名、参加者計79名
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