形式:Zoomによるオンライン開催
1.支部長挨拶
2.初参加者自己紹介
3.招待講演
「日本に豪雨をもたらす大気の川の特徴と今後の見通し」釜江 陽一 助教(筑波大学 生命環境系)
講演概要:
中緯度で水蒸気の組織的な輸送が続く現象を「大気の川」と呼び、
1990年代から北米と欧州を中心として進められてきた研究の歴史をご紹介いただきました。
また、近年は東アジアでも 北米や欧州と同様に大気の川に関連した豪雨災害がしばしば発生し、
日本でも2014年広島豪雨、2018年7月豪雨、
2020年7月豪雨などが大気の川の影響を受けていたことが示されました。
北半球の冬にエルニーニョ現象が発生すると、半年後の夏には大気の川の通過しやすくなることや、
地球温暖化に伴い大気の川の通過頻度が増え、
豪雨災害の確率が増すことが示されるという研究成果をご紹介いただきました。
4.会員発表
@「気象庁の防災気象情報の変遷」和田 会員
概要:日本各地で毎年のように発生する様々な気象災害に対し、
その被害軽減のため気象庁が今日発表している様々な防災気象情報について、
明治初年の気象観測や防災情報、天気予報の歴史について、
その変遷と契機となった災害についてご紹介いただきました。
A「がんばる小型機/ヘリコプター」広野 会員
概要:外出して生物の写真を撮る趣味を続けるうち、
それが転じて上空を飛ぶ小型機や ヘリコプターを撮影するようになり、
写真に写った機体番号からそれぞれが所属する組織や飛行目的を調べ、
社会を支える活動の一端を担っていることをご紹介いただきました。
B「令和元年台風19号避難所運営日記」山口 会員
概要:都内のある自治体が経験した実際の浸水災害を通じ、
避難所を運営する際の実情や課題をご紹介いただきました。
例会76名
写真撮影にご参加いただいた方々