第99回(2020/7/25)神奈川支部例会(Zoom例会)

形式:Zoomによるオンライン開催

【例会内容】

1.支部長・副支部長挨拶
2.横浜地方気象台上野台長からのメッセージ紹介、渉外担当松田会員挨拶
3.自己紹介
4.会員発表
@「密封容器内の気圧・相対湿度の変化」梶原 会員

要旨:密封容器内の気圧、相対湿度の変化に関して理論値と実測値を比較検討。
密封容器内の気圧、相対湿度は理論値に近い変化をするものの、 ポケット気象計を使うと相対湿度の変化量は推測される変化量よりかなり小さくなっていました。
この原因が測定器からの水蒸気の吸収、 放出の影響であることを突き止めるまでのプロセスを興味深く解説いただきました。
A「多摩丘陵の四季と生きものたち2【野鳥編】」広野 会員
要旨:2019/12月例会での発表の続編として多摩丘陵の概要と野鳥たちの紹介。
どう猛系の鳥(ノリス・モズ・アオサギ)と 綺麗可愛い系の鳥(キジ・エナガ・カワセミ・メジロ)の瞬間を捉えた写真と その生態・食性などが紹介され、散策の楽しさが伝わってきました。
B「薩摩硫黄島に行ってきた!」松本 会員
要旨:鹿児島支部主催の鹿児島県三島村の薩摩硫黄島例会に参加した報告。
火山と隣接して暮らす人口120人の離島。
今から7300年前に九州縄文文化を破壊した破局噴火の地でもあります。
見たこともない絶景、専門家の解説、島の皆さんと交流の様子を報告していただきました。
たくさんの写真を交え、自然・文化・交流の様子を聞けば誰もが行ってみたくなる島の紹介でした。
C「台風1915号による本牧の波浪」和田 会員
要旨:昨年(2019年)の台風15号では本牧にある海釣り施設が波浪被害を受けました。 その時の波浪を推定しました。
昨年の台風15号で本牧海づり施設に押し寄せた波は、施設が出来てから経験のない波だったとのこと。
この波浪をSMB法で計算し、さらに砕波による波高の変化を推定し、 潮位を考慮して海面の高さを推定する方法を説明していただきました。
施設の被害は最大波で発生したと推定されることの説明もありました。
D「Windyで見る梅雨前線の正体」池田 会員
要旨:気象ビューワーサイトのWindyで見られる高層の湿度の流れ込みの帯やエマグラムなど 豪雨をもたらす原因としての大気の川を見ることができることを紹介。
水蒸気を運ぶ大気の流れを視覚的に把握できるWindyの諸機能を解説していただきました。

有志によるZoom懇親会

形式:Zoomによるオンライン開催
遠方の方、久し振りの方、予報士番号10000番代の方を含む40名ほどで和やかなひとときを過ごしました。

参加者数

例会57名

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