第116回例会、2019秋案内会
日時:2019年10月26日 13:30〜17:00
場所:広島市まちづくり市民交流プラザ 小会議室A
参加者:12名 (うち案内会参加者3名)

内容:
1.事務連絡

2.秋の案内会 今回は案内会に3名参加いただき盛況だった。

3.広島地方気象台からの出前講座:部田広域防災管理官 
@「防災情報の伝え方に関する気象庁の取り組み」
 平成30年7月豪雨での大きな被害を踏まえて、気象庁は課題を以下ととらえて取り組みを行っている。

 課題1.伝えたい危機感が住民に伝わっていない⇒危機感を効果的に伝えていく
 課題2.防災気象情報が使いにくい⇒防災情報を使いやすくする
 課題3.防災気象情報が数多くあり、それぞれの関連が分かりにくい⇒防災気象情報を分かりやすくシンプルに伝えていく
 課題4.特別警報の位置づけ・役割が住民等に理解されていない⇒大雨特別警報への理解促進等

 上記4課題と取り組みについてボリュームのある内容を分かりやすくお話をされ、出席者一同理解を深めることができた。

 あわせて部田広域防災管理官が行った福山市で行った出前講座について、実際の資料を使って紹介してもらった。
 住民に伝える時「4日間で7月の降水量の2倍以上」という言葉を使う。
 砂山にじょうろで水をかける時、ゆっくりかける時と比較して一度にどっとかけたときどうなるか、イメージしやすいものに置き換えることが大切との指摘あり。

A「2週間気温予報」    
 2週間気温予報ができた理由、見方をわかりやすくお話ししてもらった。
 2週間気温予報 解説資料は気象庁から提供されているがまだインターネットに掲載されていないとのこと。

3.話題提供
@「新たな避難システムの実証実験について」:山内会員
 平成30年7月豪雨において、三原市の死者8名のうち7名が避難行動要支援者であり、
 自力で避難できない方の被災防止が課題となっている。
 その対応として、避難用車両を利用した新たな避難システムの構築に向けて取り組んでいる。
 すくなくとも警戒レベル4が出るまでに車で避難完了が目標。そのためには
 ・要支援者・支援者間でリアルタイムにコミュニケーションを行いながら避難支援を行う
 ・避難状況を視える化することにより、関係者間で効率よく情報を共有する。
 ことが重要である。実証実験を近々おこない、モデルの検証を行う。

4.懇親会 5名参加


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