第110回例会
日時:2018年10月27日(土) 13:00〜17:00
場所:広島市西区民文化センター 工作自習室
参加者:8名
内容:
1.事務連絡
2.秋の案内会
今回、新入会員の参加はなかったが、新しい情報(気象コンソーシアム等)もあるので、例会参加者に提示。
3.出前講座
「平成30年豪雨を振り返る」 広島地方気象台
@近年の豪雨災害について
平成29年7月九州北部豪雨、その前日に発表された島根県特別警報
平成26年8月の広島市の土砂災害の被害状況や要因について解説
A本題に入って、平成30年7月豪雨について、被害状況、大雨の概要
大雨の要因等を各種図面、画像を使って詳細に解説
B近年の地球温暖化と大雨の関係について考察
C最後に災害時における避難行動について言及
参加者もディスカッションに参加した。
4.話題提供
1)「北京旅行 世界遺産巡り」 中野会員
・北京市は、人口が2171万人(2017年)、 無戸籍含めると6~7000万とのこと。面積は四国とほぼ同じ。
・北京市の天候(添乗員の話)
夏は42度ぐらいの猛暑、冬は-16度ぐらいの酷寒
夏は雨が少ないが、今年7、8月は雨が多かった。猛暑もなかった。
梅雨はない。一日中雨が降り続けることはない。2〜3時間でやむ
他に、地震はない
PM2.5、スモッグは2016年あたりからなくなった。(確かに空は青空だしマスクをしている人もいなかった)
2)「今年の冬の低温、春の高温時の上層大気の流れ」 中野会員
・広島市では今年の1月、2月は気温が低く、3月、4月は気温がかなり高くなった。その理由考えるため上層大気の流れを調べてみた。
・1月、2月の低温について
500hPaを見るとEUパターンが顕著。東シベリアにブロッキング高気圧。そのため極東アジアがトラフとなり北極からの寒気がに継続的に流入していた。
・3月、4月の高温について
海洋大陸付近で対流活動が活発のため、PNAパターンとなっていた。そのため日本付近の上層が高圧性循環となり、下層の太平洋高気圧の張り出しが強かった。
4.懇親会
参加者6名。
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例会参加者