第98回例会、日本気象予報士会2016年秋案内会
日時:2016年10月29日(土)13:00〜17:00
場所:広島市西区民文化センター小会議室1
参加者:10名(広島県支部8名、西部支部1名、案内会参加1名)

内容
1.事務連絡
@11月26日(土)支部連絡会議
A第99回例会:12月10日(土)13:00〜17:00、広島市まちづくり市民交流プラザ会議室C
B第100回例会:日時を2月18日(土)に決定、開催時間は未定
         100回記念に相応しいイベントについて皆で話し合った。

2.秋の案内会
 この秋予報士試験に合格された1名を迎えて参加者の自己紹介から始まった。

3.出前講座
 「警報級の可能性」など新しい気象情報の提供に向けて:広島地方気象台、平野観測予報管理官
 これは、気象庁が自治体・関係機関に対し説明した資料に基づいたもの。
 基本的理念は、「可能性がたかくなくとも発生の恐れを積極的に伝えていく」と「危険度やその切迫度を認識しやすくなるよう、分りやすく情報を提出」の二つで、次の様な改善を提示。
 改善@危険度を色分けした時系列
    今まで文章形式で発表していた注意報や警報を危険度を色分けした時系列表で図示
 改善A翌朝までの「警報級の可能性」の提供
    夜間の避難を回避するため、夕方に発表
 改善B数日先までの「警報級の可能性」の提供
    台風等対応のタイムライン支援
 改善C実況情報の提供の迅速化
    30分間隔データから10分間データに変えることにより、記録的短時間大雨情報を
    最大30分早く発表
 改善Dメッシュ情報の充実。利用促進
    各種地理情報と重ね合わせることによって、メッシュ情報の充実を図り、自治体の避難勧告等の
    発表に活用してもらう。
 以上の点につき、具体例に基づき、分りやすく説明された。

4.話題提供
 「Qプロ”大雨防災ワークショップ”について」:永田会員(西部支部)
 西部支部Qプロで行っている“大雨防災ワークショップ”について、開催する際のポイントなどを実例の動画等を駆使されて、時には冗談を交えて紹介された。
 講演会や出前講座などと違って、コミュニケーションをとりながら行うことの難しさについて、Qプロの皆さんの体験を通してのお話に聴き入った。
 「専門家とファシリテーターでの二人バージョンが基本であるが、Qプロでは一人バージョンが多い。また、下関地台バージョンのシナリオをもとにして開催されている」とのお話でした。

5.懇親会、西部支部の永田会員も参加され、楽しいひと時でした。参加者5名
 場所:「笑笑」横川駅前店。

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