日時:平成24年4月21日(土) 13時〜17時
場所:広島市まちづくり市民交流プラザ 会議室B
参加人数:9名
内容:
1.事務連絡
3月3日に開催した役員会の内容報告
(1) 例会開催日
参加者が多く望める偶数月の奇数週の開催を増やす。
今年の開催日は、4/21、6/30、9/1、10/27、12/15とする。
(2) 石井賞
来年度、応募する方向で調整する。
(3) 補欠理事の募集
立候補者を募った結果、立候補者がなかったため、副支部長の久保田氏にお願いし、本人の了承を得た。
(4) 支部HP
お天気Q&Aは、回答作成にあたり、引用部分が含まれるため、会員専用ページの中で管理することとした。
(5) その他
江波山気象館での気象館イベントには、予報士会として共催し、実験ショー・キャスター体験・クイズラリー・局地的大雨に対する防災プレゼを実施する。
2.第4回総会
出席者9名及び委任状14名の合計23名であり、会議は成立した。(9名以上の出席者で会議成立)
(1) 平成23年度活動実績:承認
例会(総会・案内会併催含む)6回、こども天気予報2回、お天気なんでも相談会1回、講師派遣1回の合計10回開催
(2) 平成23年度会計報告:承認
平成23年度収入額215,781円に対して、平成23年度支出額134,318円で、平成24年度への繰越額は81,463円となる。
(3) 平成24年度活動計画:承認
提案に対し、「2月開催予定の中国四国の支部合同例会の開催日について、もっと早い時期に調整しておけば、活動計画に含めることが出来たのではないか。」との意見が出され、今後、中野支部長が各支部との調整を進めていくと回答した。
(4) 平成24年度予算:承認
提案した支出予算の一部を修正したうえで、平成24年度予算総額は収入額・支出額ともに111,485円とした。
(5) 支部会員の見学会提案:承認
支部見学会の見学先をアンケート調査したところ6か所の提案があったため、総会出席者で投票を実施し、見学先の順位を決定した。
@レーダーサイト(国土交通省) Aリモートセンシング(広島工業大学)
B広島空港(航空気象台) C日本気象協会 D灰が峰レーダー Eアメダス見学会
3.案内会
中野支部長がパワーポイントを使って説明した。
今案内会では、平成23年夏の合格者のうち、秋の案内会に参加できなかった会員1名に対して行った。
案内会参加者(井本氏)のコメント
「今日の案内会で、予報士会の活動について詳しく理解でき、参考になった。今後も、例会などを通じて、気象に関する知識をもっと広めていきたい。」
4.第71回広島県支部例会
(1) 話題提供「黄砂時における浮遊粒子状物質(SPM)量濃度」(片岡氏)
黄砂の定義として「黄砂現象とは、東アジアの砂漠域や黄土地帯から強風により大気中に舞い上がった黄砂粒子が浮遊しつつ降下する現象で、目視及び測器により観測しており、視程が10km未満のもの。」とあるが、気象庁から黄砂情報が出される際に浮遊粒子状物質とどのような関係があるのかについて、広島市内に設置してあるSPM測定器による観測データを用いて、その現状を説明された。
(2) 事例解析「4月3日の爆弾低気圧」(田中氏)
@4月3日午前9時(00UTC)から4日午前9時(00UTC)にかけての低気圧の発達過程について、「ASAS0312UTC APR.2012」「AXFE0312UTC APR.2012」を使って、低気圧の中心・閉塞点の位置や850hpaの6℃・-3℃の等温線をトレーシングペーパーでトレースし、寒気移流・暖気移流の状況を確認した。
A4月3日13:16に最大瞬間風速41.9m/sを観測した和歌山県友ケ島で風が強まった状況について、「晴れてほしいの 2012.04.03 12JST〜15JST」「スグダスU850hpa 相当温位(MSM)」を使って、相当温位(309K〜318K)をトレーシングペーパーでトレースし、若狭湾から淡路島にかけて等相当温位線が混んだ状況を確認し、その前面にあたる紀淡海峡への暖気移流が強まったためと推測した。
(3) 天気図検討会(4/22の天気)
出席者9名が3グループに分かれ、検討を行った結果、3班とも概ね「雨」予想であったが、雨の強まる時間帯や雨の止み時に差が出た。気温予想は、最高気温で2℃差(20℃〜22℃)、最低気温で1℃(16℃〜17℃)の差が出た。
5.懇親会
今回の参加人数は、4名と少々寂しい状況でしたが、最近の数値予報重視の予報など、気象に関する話題のほか、中身の濃い話題で、大いに盛り上がった。