参 加:12名
内容:
1.自己紹介
参加者の中で初顔合わせになる組み合わせが
あったこともあり、全員で簡単な自己紹介を
行いました。
2.事務連絡
3.夏期大学参加報告(中野さん)
・気象庁の地上観測機器更新について
・竜巻発生ナウキャスト
・JAXAの気象監視衛星
・GPSデータから可降水量を求める
といったテーマについて、最新の状況が報告されました。
4.事例解析(中野さん)
2010年7月6日庄原市の豪雨の要因を検討するため、演習を行いました。
・14時における地上の相当温位(広島、呉、福山、米子、松江)を計算。
いずれも350K前後、米子、松江は350Kを超えており、暖かく湿った状態が確認できた。
・追加)冷気移流の原因となった山陰の雨の要因を分析した。
14時における地上の風向を検討。
米子、松江、斐川、出雲では北寄りの、茶屋、横田、掛合では南寄りの風が吹いており、収束の存在が確認できた。
今後の例会において,事例解析をスムーズに進めるためコーディネータを決めておくことにした。(中野,田中,熊谷)
5.身近な話題、疑問等
今回は、最低気温、最高気温の予想方法を意見交換しました
・上垣内さんが最高気温、最低気温を予想するプロセスを紹介されました。
850hPa気温をベースに、700hPa湿数で補正、温度移入を850hPa風速の矢羽根の数および向きで補正
さらに最高、最低別に補正項をつけて予想している、ということでした。
当たるときと当たらないときがある、ということでしたが、「細かい図から読み取るのは誤差が生じる可能性があるので
msnのデータをそのまま使ったらどうか」というアイディアが出されました。
また、各人の予想方法を交換するなかで、次のような話が出されました。
・天気を外すと、最高気温、最低気温の予想は当然外れる。天気の予想が基本である。
・冬の最低気温は、変動が大きく予想が難しい。
・東広島の冬の気温は、850hPaの気温がそのまま反映されることか多いようだ。
久保田さん作成の最低気温・最高気温予想プログラムも紹介されました。
・次回からの進め方で、話題がない時にはお天気相談の疑問に対する回答を皆で作成することにした。
以前割り当てた担当がベース案を事前に作成しておく。>
6.お天気なんでも相談室の報告(岡部さん)
7月31日(日)、8月7日(日)、20日(土)、21日(日)に行われた
お天気何でも相談室についての報告です。
・参加人数は若干減少、女子が多かった。
・自由研究の相談は例年より少なかった。自由研究のテーマは雲を分類し、まとめるものが多かった。
・本格的で、こちらが圧倒されるようなものもいくつかあった。
来年も行う方向ですすめていくことが確認されました。また参加された方から、基本的に楽しい活動なので
ぜひ多数の人の参加してほしいとの呼びかけがありました。
7.天気図検討会
翌日(8/28)の広島市の天気を予想しました。
Aチーム 晴れ、ところによりにわか雨 最高気温:33℃ 最低気温:24℃
根拠:今日(27日)と変わらない天気だろう。夕立はあるはず。
Bチーム 晴れ、早朝くもり 最高気温:33℃ 最低気温:25℃
根拠:700hPa湿数は低くなく、東風がある。夜は今日(27日)と同じように雲が出そう。
Cチーム 晴れ時々くもり、にわか雨の可能性あり
根拠:今日(27日)と変わらない天気だろう。雲はあまり発生しないとみる。
さて結果は、報告者は福山在住のためアメダスデータからだけみると、
晴れ、早朝くもり 最高気温:33.2℃ 最低気温:24.9℃
と読めました。ただ、晴れとはいっても特に午前中の雲量は6〜7とやや多めだったようです。
日照時間は少なくなかったようですが。
また夕立についてですが、広島、三入どちらのアメダスも降水量は0でした。
8.懇親会
例会終了後、本通りの「海鮮居酒屋 はなの舞 広島本通店」で懇親会を行いました。(8名参加)
例によって気象に関連した話題、その他の話題で大いに盛り上がりました。
お店の方の商品知識も完璧(!) でした。
以上 今回の報告は高橋でした。
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