・場所:福山市男女共同参画センター(福山LOTZ内)大会議室
・参加人員:合計21名
内訳:予報士会1名、関西支部1名、岡山支部6名、
四国支部4名、山陰支部2名、広島県支部7名
1.各支部から活動状況紹介
気象予報士会中国・四国ブロック理事(中野さん)の挨拶に続いて,
岡山支部、四国支部、山陰支部,広島県支部の順で
例会の内容、例会以外の活動状況の紹介、PRを行いました。
※山陰支部、四国支部から広い地域をカバーしているので
開催場所の悩みが出ました。
これに対して、小川常務理事より東北、北陸などの支部は
開催場所を基本的に固定し、年1回他県で行う例が多い
との情報提供がありました。
2.気象予報士会の活動について説明(予報士会 小川さん)
・今後の活動イベントの説明
・「気象庁局地大雨等に向けた取り組み」の全国展開に対する協力要請
・支部会計の注意点についての説明
・「てんきすと」の原稿執筆依頼があり質疑応答を行いました。
3.話題提供
@「2010年夏の天候に関する考察」(関西支部 井澤さん)
気象庁は2010年夏は冷夏と予想したが、実際は記録的猛暑となった。
その要因をみてみるとインド洋の高温領域がインドネシア方面に拡大しこの地域の対流活動が強化したためと考えられる。
A「2010年7月12日の松山の大雨について」(四国支部)
松山ではこの日の3時間降水量が103mmと観測史上最大を記録した。
梅雨前線によるものだが気温、地上相当温位、地上風、気圧変動から考察した結果、寒冷前線型であった。
B「国際森林年2011にあたって」(山陰支部)
今まで捨てられていた林地残材、製材工場等残材、建築廃材、庭木などを木質バイオマスとして活用を進めている。
バイオマスは温暖化防止にも貢献している。
C「山陰のドカ雪」(山陰支部)
年末の雪はJPCZの南下と山陰沖での低気圧の発生が要因と考えられる。また、オホーツク海北部にブロッキング高気圧があり
寒気が南下しやすかった。500hPaでは北日本にシアラインが出て、寒さがながびいた。
D「晴れの国おかやまはどうなる?新しい平年値から」(岡山支部)
岡山県は「晴れの国おかやま」とPRしているがその理由の一つが「1mm以上の降水日数が県庁所在地の中で最少」にある。
今年更新される平年値をアメダスデータで予想してみると新平年値でも「晴れの国おかやま」はまずは大丈夫そう。
E「平年値についての話題提供」(広島県支部)
広島地方気象台は1988年に移転したが、移転後気温の年平均値が急上昇している。移転のために平年値が修正されるか?
日本各地で2月中旬と下旬で旬別平均気温がほぼ同じ地域が多いなど。
再会を約束して記念撮影しました
4.ブロックとしての協議&取り決め
・ブロック理事は当初持ち回りと決めていたが、次年度も中野が継続とする。2年後の任期終了前に改めて改選など協議する
・支部間の交流を深めるため他支部のMLに参加希望者にははできるだけMLに加えることとする
・次回は来年の2月ごろ実施。場所は出席者の交通の便から福山を本命とする
例会終了後、懇親会を坐・和民 福山店で行いました。参加17名。
今回の報告は中野でした。