雲の高さを測る。その考え方、計算式

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基礎資料 考え方、計算式 位置ぎめ、直線距離
シミュレーション  METAR  ヘニングの公式 応用例           

Originated 2003-9/20, Last updated 2003-9/20, 2006-1/20, 1/21

■雲の高度を求めようとするとき、観測点と雲を含む立体的な(幾何学的な)図形を モデルとして、思考空間に描くと良い。たとえば、下図: ■高度算出に必要にして充分なものは、 @観測2地点(A点とB点)の間の距離L、A観測点Aにおける雲への仰角αとB方位角γ、 C観測点Bにおける雲への方位角δの4つの数値である。 (B点での仰角βの観測は必須ではない。但し、検算用としては意味がある。) ■@観測点の位置は、国土地理院の(Web)地図にて、緯度、経度が求められる。 したがって、観測点の間の距離Lも確定できる。 Aの仰角αは、分度器や手製の仰角測定器具にて、測定できる。 B及びCの方位角γ、δは、磁石、太陽、時計、デジカメ、其の他のものを適宜組み 合わせて確定する。 なお、γ、δは、点A,B,Qの成す三角形の内角であり、次の3つの方位角から算出できる。   観測点A,Bを結ぶ直線ABの方位角を国土地理院のHPから求め、この角度をθとする。   観測点Aにおける対象とする雲Qへの真北基準の方位角をγγとする。   観測点Bにおける対象とする雲Qへの真北基準の方位角をδδとする。      γ=θ-γγ  或いは  γ=180-(θ-γγ)    δ=θ-δδ  或いは  δ=180-(θ-δδ)    ここにおいて、180度からの引き算を行なうか否かは、三角形ABQを描いてみて    適宜判断すればよい。 γ、δの計算例 ■以下は、これらの合計4つの数値が求められたものとしての議論です。 (補足)
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