第100回例会
日時:2017年3月4日(土) 13:00〜16:50
場所:広島市まちづくり市民交流プラザ会議室B
出席者:16名

内容:
1.事務連絡 

2.記念講演:下山紀夫氏「天気予報の作り方」
 以下の内容でした。おもしろいエピソード、裏話や目からうろこの話が多くとても楽しい講演でした。
@富士山測候所勤務でのお話
A天気予報作業の大前提〜観測が命。
 「観天望気、特に雲」「気象衛星画像を見る」が重要。
B気象予報士として必要なもの
 ・気象学的な知識
 ・社会学的な知識〜サンマの収穫は?野菜の出来は?インフルエンザの流行は?など
 ・伝える、表現する能力
  気象庁記者クラブから「40mm/hの雨ってどんな雨?」 → 気象庁「雨の強さと降り方」を作成など
 ・防災対応力(気象庁の防災情報の内容をよく知る)
C天気図を見る三原則
 ・天気図は大きく特徴をつかんで、細かく見る
 ・天気図は立体的に見る
 ・数値予報の結果をしっかり理解する
D数値予報天気図の解析
 ・地上天気図、高層天気図の重点要素を色付けし気象現象との関係把握、気象衛星画像との比較を行う
 ・週刊予報支援図等の見方の説明あり
E2月4日00UTCの天気図から2月5日の天気予報を全員が作成
 ・今回は気象台の予報をガイダンスと位置づけて、それからの天気、気温、降水等の変動可能性を考え、全員で天気予報を発表した。
 ・「予報を当てるのが気象予報士ではなく、発表予報からの変動可能性を考えてサブシナリオを考えておき、実況をみながら逐次予報を修正できる人が気象予報士である」との指摘あり。

3.懇親会:座和民にて参加者9名。

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