日時:2024年10月25日、13時から15時30分
場所:武蔵野美術大学鷹の台キャンパス、12号棟および9号棟
参加者:7名(東京支部5名、埼玉支部1名、神奈川支部1名)
宮原ひろ子先生は、優れた業績を挙げた女性科学者に贈られる猿橋賞を2023年度に受賞されました。受賞理由は、「太陽活動の変動のメカニズムおよびその気候への影響に関する研究」ですが、屋久杉・室生寺杉の年輪の炭素14の量から太陽活動の強弱を推計しました。太陽がおとなしく地球が寒冷となった17〜18世紀に、太陽の活動周期が14年程度と長かった一方、温暖だった9〜10世紀には太陽が非常に活発で、周期が9
年程度だったというものです。
訪問では、近年の研究テーマについて説明を受けた後、樹齢1600年の屋久杉年輪、中国雲南省のトラバーチン堆積物、そして実験施設を見学しました。
屋久杉年輪 トラバーチン堆積物
実験施設で
(文:田家 康)
武蔵野美術大学宮原研究室訪問