開催日:8月18日
開催形式:会場・オンライン併用のハイブリッド型

例会参加者:108名(会場24名、オンライン84名)。応募者は計118名(会場25名、オンライン93名)でした。例会1週間前、応募者の方々に3度にわたってメールにて開催連絡をしたためか、不参加率が過去と比較して大幅に減少しました。
なお、オンライン参加者ではZoomへの仮名表示により本人確認のできない方が1名おりました。

当日資料ダウンロード回数:147回(参加者のみ)
懇親会参加者:17名(含む、堤之智先生)

例会要旨
講演「全球気象観測網とモデルから見た気候科学の歴史」
講演者:堤之智先生(国立環境研究所)
   堤先生
* 1990年代に「健全な科学」という議論があった。科学プログラムは、経験的な事実に基づいた健全なデータに導かれなければならない。観測データは議論の余地のない証明を意味するが、モデルの結果は本質的に信頼できない、というもの。
* 今日では、「健全な科学」というような「モデル対データ」の議論は意味がなく、データは適切に解釈され展開されるためにモデル化されなければならないとする。

「機械学習GraphCastと気象予報の将来」
発表者:山崎秀樹会員・田家康会員(東京支部)
   山崎会員  田家会員
 * 50年ほど前に「天気図予報から数値予報」へと大きな変革が起きたが、2022 年後半に機械学習の動向が大きく変わっており「数値予報から機械学習予報」への転換の“とば口”にいるのかもしれない。
* 学習を伴う大規模データ処理技術は、気象データなどの各種応用先モデリング手法提案や新たな数学的処理テクニック発見・適用などをベースに「広義の統計的手法」として確立していくのではないか。

(文:田家 康
日本気象予報士会東京支部 第75回会合
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