■ 県内各地を覆う放射霧
放射霧は、風の弱い晴れた冬の日などに地表面から熱が放射され地面が冷やされ、その冷えた地面が地面付近の水蒸気を多く含んだ空気を冷やすことで発生します。
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2007年11月29日21時 11月29日夜間から30日の本州付近は、西から大陸の高気圧にゆるやかに覆われてきました。このため、岡山県内も夜間よく晴れて、30日の早朝には県内の各地に濃い霧が発生しました。 |
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30日の早朝、岡山空港から岡山市内方面を撮影した写真です。市内は全面霧に覆われており、霧の上面は南方に見える金甲山など山腹付近まで達しています。上空に広がる雲は、高積雲です。 |
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岡山県中部の山間部を上空から見た写真です。山間部の盆地においても、地上付近の空気が冷やされ一面白い霧のベールで包まれています。 |
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この盆地に発生した放射霧は、谷合いから一部があふれ出ています。また、この谷合いを流れる川の水面付近の霧は、周りより少し弱まっています。 |