横浜市民防災センター見学会(2025/11/2)

横浜駅西口から徒歩10分の「横浜市民防災センター」で見学・体験会を行いましたので報告します。

日時

2025年11月2日(日) 14:30~16:30

場所

横浜市民防災センター https://bo-sai.city.yokohama.lg.jp/

見学施設概要

横浜市消防局の横浜市民防災センターは、地震や火災、風水害等による被害を減らすため、市民向けに様々な体験型コンテンツを提供しており、自助・共助の重要性を学ぶことができる防災知識の学習施設です。

見学会実施内容

水災害体験

屋外の専用施設で、参加者全員が胴長靴とヘルメットを着用して体験しました。集中豪雨等で建物周辺が浸水することを想定し、ドアの外側に深さ40cmの水圧が掛かった状態で、ドアを押す体験をしました。
ドアは全体重をかけなければ開けられないほどで、水圧の大きさを実感しました。また、深さ30cmの循環水槽の中を歩く体験をしました。
水流で足を取られそうになりながら歩きましたが、係の方からは、実際の洪水時は濁流で底が見えず、恐怖感はさらに大きくなると説明を受けました。浸水が起きる前に安全な場所に避難することの重要性を実感しました。

防災講話(地震)

説明員の方から、東日本大震災など過去に発生した大きな地震の被害状況、地震発生時にとるべき行動、自助・共助の重要性をお話ししていただきました。
同センターに配置されている特別高度救助部隊(スーパーレンジャー)の活動についても説明していただきました。

地震・火災体験ツアー

「地震シミュレーター」では、震度7相当の揺れを再現できる起振装置に乗り、揺れの大きさを体験しました。
その揺れの中では、物に掴まらなければ立ち続けることも困難であり、落下物や倒れてくる家具を避けたり、扉を開けるために室内を移動することは想像しているより難しいということが分かりました。
他に、消火器の使い方を学べるコーナー、煙が立ち込める廊下を歩いて逃げる体験など、火災時に取るべき行動について学ぶことができました。 

 

気象予報士会員としては、集中豪雨等による水災害の発生時に身を守るための行動について改めて考える良い機会になる見学会でした。各種防災講座に携わる方には、有益な体験学習だと考えられます。
いつどこで発生するか分からない大地震、それに伴って発生する火災についても、正しい防災知識を身に着けることは非常に重要であると感じました。

懇親会

17:00~19:00頃まで横浜西口五番街「ゑぶりでい横浜店」で、見学会の感想などを語りながら大いに盛り上がりました。

写真
参加者数

参加人数:14名
懇親会:13名

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