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第60回波浪研究会

1.日時:令和6年(2024年)6月1日(土)13:00〜17:00

2.場所:東京都中央区勝どき区民館& Zoom(ハイブリッド)

3.参加:合計11名(男性7名,女性0名)(初参加者1名)

  会場:合計 7名(男性7名,女性0名)(初参加者0名)

  Zoom:合計 4名(男性4名,女性0名)(初参加者1名)

4.勉強会概要

(1)講義 波浪の計算方法

(2)波浪推定演習

5.配布資料の内容

(1)波浪予報勉強会資料(波浪推定)

(2)天気図

使用した天気図

(3)実習に必要な道具

デバイダ、コンパス、定規、 鉛筆、消しゴム、電卓、色鉛筆

6.感想その他

当初 ZOOM用の機材セッティングに手間取り、開始が遅れました。
A講師によるSMB法を中心としたテキスト、PowerPointによる講義解説がありました。
ご自分の実務経験により、波浪予想をどのようなニーズで行いどのように
活用していたかという観点の説明も頂きました。
2024年2月27日〜28日、南岸低気圧通過に絡む
岩手県南部沖の波浪予想の実習を行いました。
各自が手法に基づいて自分なりの波浪予測をした後、
A講師による解析実例(答え合わせ)の発表がありました。

後半は、B講師による当該事象に対する気象庁における波浪モデルの
予想解析結果の事後検証・考察がありました。
実況では27日、28日それぞれに高い波高が観測されましたが、
予想モデルでは、27日については非常によい精度で予測されていたが、
28日分については、実況よりもかなり小さい予想となっていました。
27日分の成因主因は風浪、28日分はうねりによるものが主と考えられ、
うねりの発生源が近海MSM範囲を超えて、GSM領域にあり、
その部分の精度が低いことが原因かとの考察がありました。
*GSMは総じて激甚現象を小さく評価算定する傾向がある

最後に会場参加者による記念撮影を行った後、解散しました。

減衰距離の定義と吹走距離の定義を取り間違えていて、
完全に計算ミスを冒しました。
減衰距離が関係する部分はうねりの計算が必要ですが、
うねりの計算をうまく行うことができませんでした。
また、低気圧中心が紀伊半島沖にある辺りを発生源として、
岩手県南部沖に対する波浪を計算しようとしてしまいました。
途中経路上に房総半島が位置するため、
その波浪は届くわけがないというミスを冒しました。

うねりではなく、風浪に起因する箇所のモデリング(領域の取り方)が
回答例を見ると、自分は全くできていないことがわかりました。

というわけで、自分自身は大失敗です。

ZOOM受講にも遠隔地から参加できるメリットはありますが、
実習を伴うものは、やはり会場参加がよいなと思った次第です。

A講師・B講師 ありがとうございました。

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