使用した天気図
デバイダ、コンパス、定規、 鉛筆、消しゴム、電卓、色鉛筆
当初 ZOOM用の機材セッティングに手間取り、開始が遅れました。
A講師によるSMB法を中心としたテキスト、PowerPointによる講義解説がありました。
ご自分の実務経験により、波浪予想をどのようなニーズで行いどのように
活用していたかという観点の説明も頂きました。
2024年2月27日〜28日、南岸低気圧通過に絡む
岩手県南部沖の波浪予想の実習を行いました。
各自が手法に基づいて自分なりの波浪予測をした後、
A講師による解析実例(答え合わせ)の発表がありました。
後半は、B講師による当該事象に対する気象庁における波浪モデルの
予想解析結果の事後検証・考察がありました。
実況では27日、28日それぞれに高い波高が観測されましたが、
予想モデルでは、27日については非常によい精度で予測されていたが、
28日分については、実況よりもかなり小さい予想となっていました。
27日分の成因主因は風浪、28日分はうねりによるものが主と考えられ、
うねりの発生源が近海MSM範囲を超えて、GSM領域にあり、
その部分の精度が低いことが原因かとの考察がありました。
*GSMは総じて激甚現象を小さく評価算定する傾向がある
最後に会場参加者による記念撮影を行った後、解散しました。
減衰距離の定義と吹走距離の定義を取り間違えていて、
完全に計算ミスを冒しました。
減衰距離が関係する部分はうねりの計算が必要ですが、
うねりの計算をうまく行うことができませんでした。
また、低気圧中心が紀伊半島沖にある辺りを発生源として、
岩手県南部沖に対する波浪を計算しようとしてしまいました。
途中経路上に房総半島が位置するため、
その波浪は届くわけがないというミスを冒しました。
うねりではなく、風浪に起因する箇所のモデリング(領域の取り方)が
回答例を見ると、自分は全くできていないことがわかりました。
というわけで、自分自身は大失敗です。
ZOOM受講にも遠隔地から参加できるメリットはありますが、
実習を伴うものは、やはり会場参加がよいなと思った次第です。
A講師・B講師 ありがとうございました。