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第33回波浪研究会

1.日時:平成27年5月30日(土)13:00〜17:00
2.場所:東京都中央区佃区民館 3号室
3.参加:合計17名(男性14名,女性3名)(初参加者4名)
4.勉強会概要
(1)講義 波浪の計算方法
(3)波浪推定演習
1).演習テーマ;2014年7月9日 四国沖の波浪予測
2)実習
3)演習の解説
4)最新の技術的動向
5.配布資料の内容
(1)波浪予報勉強会資料(波浪推定)
(2)天気図
 使用した天気図
 ASIA PACIFIC SURFACE WETHER MAP
 00Z 06Z 12Z 18Z 07TH JUL.2014
 00Z 06Z 12Z 18Z 08TH JUL.2014
 00Z 06Z 12Z 18Z 09TH JUL.2014
 00Z       10TH JUL.2014
(3)実習に必要な道具
 デバイダ、コンパス、定規、鉛筆、消しゴム、電卓、色鉛筆
6.懇親会
参加者 11人
7.感想その他
参加者A氏の感想です。
(1) 波浪の計算方法の説明
 当日配布の波浪予報勉強会資料をベースに波浪推定について説明いただいた。
(2) 波浪推定の実習
 ・初参加5名は講師より個別に懇切丁寧に指導いただいた
  (傾度風速の推定・台風の風の推定の両パターンの波浪推定方法)
(3) 所感
 ・私は波に乗ることが好きなことから今回はじめて参加させて頂いたが、
  非常に楽しく興味深い研究会であると感じました。
 (以前から興味あったが大阪にいたために参加できなかったが、昨年から東京に
  戻ってきたので参加できるようになった)
 ・この気圧配置ならここの波はどれくらいとか、台風がこの位置でこのコースな
  らここの波がよくなるとか(もちろん潮と地形の状態にもよるが)、ある程度
  経験則的にはわかっていましたが、計算によって波高・周期・到達時間を推定
  する方法を教えていただき新たな楽しみが増えました。
 (海に行く前に検討・推定してから、実際の波の状況をサーフィンしながら検証
 できたら、、、間違いなく楽しいはず)
 ・今回教えていただいた波浪推定手順
 @天気図からどこが風場になるのかを設定
 A吹走距離・・・設定した風場、フェッチを設定し吹走距離を天気図上から求める
 B吹続時間・・・前後時間の天気図から風場の吹続時間を求める
 C風場の風速推定・・・傾度風速の計算図表 or 台風の風の推定計算式&台風内の
  風速比分布 を用いて風速を計算する
 D風場の波高・周期・・・SMB法による波浪予知曲線を用いて、吹走距離/吹続時間/風速
  から求める(吹走・吹続どちらか低い波高)
 E目的地の波高・到達時間・うねりの周期・・・Dで求めた波源の周期と波高を用い
  てうねりの計算図から求める
 ・最初の風場の設定・フェッチのとり方が重要で難しい部分と感じた、またこのやり
  方は1回やっただけではだめで何度も計算して結果を検証してという繰り返しをする
  ことで、経験値による推定部分が鍛えられ精度も上がってくるものと感じました。
 ・今回は風向風速が変化する場合や波の合成のところまでは習得できなかったので、
  今後いろいろなパターンで推定できるようなりたい。
 ・懇親会はだんまや水産にて1次会、その後2次会はもんじゃをおいしく頂きました。
 (土曜の夜とあってどこのもんじゃ屋さんもいっぱい、なかなか入れるお店がありま
  せんでした)
 ・今回のこの推定方法を参加者の方はどのように活用しているのか非常に興味があったが、
  やはり参加されている皆さんはそれぞれ海・波に関連したお仕事や趣味をお持ちの方で、
  いつもながらマニアックなお話をいろいろお聞きすることができました。
  楽しかったです。ありがとうございました。
参加者B氏の感想です。
 ・今回、初めて台風による波浪推定を行った。
 ・台風内の最大風速の推定には式(高橋の式)があることも初めて知りました。
 ・台風進行方向右側が謙虚に波が高くなることがモデルの説明でよくわかりました。
 ・波浪推定の実習にあたって風場の取り方が難しく感じましたが、その過程で、風場
  の先に大きな島があるかどうか波は到達できるかを考えなら行っていると面白く感じました。
 ・今回は、計算に時間がかかてしまい一枚の天気図でしか波浪推定が出来なかったので
 ・次回は、もっと早く出来るように頑張りたいと思います。
懇親会:1次会だんまや水産さん、2次会はもんじゃ屋さんでおおいに盛り上がりました。
    (2次会中もんじゃ屋さんにて地震が来て、コンロの火を急いで消したりして少し
     店内がドタバタしました。)

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