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第6回波浪予想勉強会

1.日時:平成16年5月29日(土)13:00〜17:00
2.場所:川崎市教育文化会館 第五会議室
3.参加:合計25人;参加歴:初/14人,2〜3回/3人,4〜5回/2人,皆勤/6人
4.勉強会概要
(1)課題1 2004年4月27日00Zの日本沿岸の波浪状況の解析
<ポイント>
  26日00Zに中国大陸にあった低気圧は、発達しながら日本海を抜けていきます。これに伴い、日本の近海では高波が発生しました。
  • 26日の日本付近の波浪状況を十分把握してください。
  • 低気圧の発達・移動に伴って,主な海域で、どのくらいの風が何時間ほど吹いたかを見積もってください。
  • 見積もった風に対して波高はどれくらいになるか(変化するか)を推算してください。
  • 以上の結果をまとめて27日の波浪状況を解析してください。
(2)課題2 次のポイントの2003年1月29日00Zまでの時系列予想
(1)温海(山形県),(2)経ヶ岬(京都府),(3)鹿島(島根県),
(4)石廊崎(静岡県),(5)江ノ島(宮城県)
(3) 実習結果の講評と解説
5.配布資料の内容
(1)解説資料
  • 資料の見方(船舶・波浪計)
  • SMB線図(風速・吹走距離・吹続時間から風浪を計算する図
  • 風浪とうねりの合成波高を求める表
  • 各地の沿岸波浪計の波高値から沖合の波高を推定するときの方向別係数
  • 擾乱源の波周期と減衰距離からうねりの波高・周期・到達時間を求める図
(2)予報用資料(年月省略)
a)最初に配布
  • ASAS       2600,2606,2612,2618,2700,2706,2712,2718,2800
  • AWJP       2600
  • FWJP04     2600
  • プロット図 2700,2712,2810
  • 波浪計     2601〜2700(毎時の観測値)
  • アメダス   2601から2800まで1時間毎
  • QSCAT      2609,2620,2709,2720
b)最後に配布
  • AWJP       2700,2800
  • 波浪計     2701〜2800(毎時の観測値)
6.感想
 まず会場に入り、初参加の方は前の方へ座ってくださいということで私も初参加だった為最前列に座りました。その後名前と参加回数だけの簡単な自己紹介が有り参加者は確か27名(講師も含めて)だったとおもいますが、初参加者は10名位でした。又遠くは北海道から参加された方もいてその意欲に敬服しました。
 最初に講師からの講義が有り、波に関する一般的な定義やSMB法の計算図(風速、吹走時間、吹続時間から波高を求める図)等の説明が行われました。内容は気象予報士の受験勉強のなかで勉強する事柄なのですんなりと理解できました。
 次に実習となり課題は「2004年4月27日00Zの日本沿岸の波浪状況の解析」ということなのですが… 沿岸波浪予想図や実況図を見ることは有っても画くことは初めてなので「やれといわれても何からやりゃあいいんだ」とい状況でした。
 「まず最初に前線を画き入れ波高のピークどの辺にあるか想定して見なさい」又「低気圧周辺の気圧傾度の大きい所が風も強いのでその辺も注目」というアドバイスを受けなんとか始めることができました。
 カンニング有りということだったのですが、お隣さんも初参加だった為カンニング効果はゼロでした。
 最後に全員が作成した波浪解析図をならべて高野さんの総評と解析上のポイント等の説
明があり「よしもう一度やろう」という気持ちがわき上がってきた所で閉幕となりま
した。
7.備考
波浪予想勉強会についてのアンケートを実施
注)本報告は、勉強会出席者の参加報告を著者の了解を得て転載させて頂きました。

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