水の相変化と降水現象の関係を理解する。

「大気上昇（水蒸気）−−−＞飽和−−−＞凝結（液体）−−−＞過冷却水滴−−−＞蒸発−−−＞昇華（固体）−−−＞併合過程」
の一連のプロセスとそのステップにおける相変化を理解しておきましょう。

飽和蒸気圧曲線

大気中に水蒸気と水(水滴、雲粒)が存在する時、
水面で水分子が出入りし、蒸気圧がバランスしています。
・　大気に含み得る水蒸気量には限界があり、大気の温度・圧力により決まっています。
・　図示のように、未飽和、飽和、過飽和の３種の状態があります。     
・　未飽和の時、蒸発が盛んになります。
・　過飽和の時、凝結が盛んになります。

大気中に水蒸気と氷(氷晶、個体)が存在する時も液体の水の時と同様に、
氷の表面で水分子が出入りし、蒸気圧がバランスしています。
水の相変化
水蒸気−−＞液体−−＞固体−−＞水蒸気
　　　＜−−　　＜−−　　＜−−

いずれの変化も起こり得ます。
その時、発熱反応、吸熱反応となります。