P−T状態図を通して、水の状態の変化を完全理解し、降水のメカニズム理解のベースとする。

「水蒸気−−−>飽和−−−>凝結(液体)−−−>過冷却水滴−−−>蒸発−−−>昇華(固体)」 の一連のプロセスにおいて、相変化の理解は必須です。
この図は大気のP−Tではありません。「水」だけのP−Tです。 間違い、勘違いしないように。(筆者は,ずいぶんと長い間、この図を漫然としか見ていませんでした。 と言うより、P軸は大気の圧力を示している、と勘違いしていました。 告白。) 但し、大気圧には水蒸気の圧力も含まれています。 たとえば、高度7,000mでの大気圧はおよそ400hPaです。 そのときの、水蒸気圧力が、6hPaとか、8hPaとか、あるいは、4hPaとかを P−T状態図を用いて、過冷却水とか凝結とかを論じます。
水の相変化 水蒸気−−>液体−−>固体−−>水蒸気    <−−  <−−  <−−