.天気図と気象理論・特徴
「#2 天気図と気象理論」のポイント・特徴です
青空ページへ戻る  Last updated : 1998-10/05,10/10,1999-5/08,6/04,6/28/7/09,2001-9/14
「天気図と気象理論」は、このような特徴を持った本です。
0.普通の気象予報士のレベル(気象予報士試験レベル)の本です。
    ペーパー気象予報士が作成した、ペーパー気象予報士のための、気象の理論の本です。

1.気象要素に着目した本です
    気象予報士が地上天気図や高層天気図、エマグラム等を読む時必要とする
      風向・風速、鉛直P速度、渦度、密度、温位、温度等の気象要素に着目しました。
      そして、それらを個別的に、理論と計算の面から解説しました。
      最大関心事の「気象要素」はどんな所に出てくるか。
      着目した気象要素の読みとるべきポイントは? 理論通りに行く場合、行かない場合。

2.説明や図に独自の工夫をこらしてあります。
        気象要素を理論面から解説しているページは、左右見開きとし、
    出来るだけ、「図」に語らせようとしました。例えば、
         ・温度風、ホドグラフをよりよく理解するために。
         ・渦度をよりよく理解するために。
   ・水の相変化とか水蒸気圧を真によく理解するために、
      飽和とは、一体何なんだろう。 水の相変化をよく理解すること。
   ・移流を強く認識する事。天気変化は、移流により生じること、をよく理解するために、
      移流とはなにか。 移流の原理を理解すること。
   ・温位をよりよく理解するために、
            温位の説明
   ・エマグラムをよりよく理解するために、
            エマグラム
            エマグラムの構成

3.実際の天気図を挿入し、理論的検討を加えています。
            気圧
            鉛直P速度

4.手計算の例を多数掲載しました。
   ・P.14〜P.93をご参照下さい。例えば、
      潜熱による温度上昇の計算。 海面更正の計算。考え方の道筋も記載しました。

5.インターネット対応にしました
   ・ホームページに、本の内容を原典とし、本の全ページ(140ページ)を掲載しました。
      目次 や 索引 及び頁の前後にはリンクを張ってあります。
        その他、随所に説明の工夫を凝らしています:

6.式は雄弁に現象を語る :
             気象に出てくる数式一覧表
       連続の式から水平流と鉛直流の関係が出てくる !−−>密度変化がない流れ

7.温度減率に3種類あること。
      雲底高度を求めることもできる。

8.気象学以前の理論理解のための基礎的な事項を付録に掲載・解説しました。
   (1999-7/09 現在LINKは準備中です)
      ・物理・化学・放射・力学・流体力学
            ・数学的準備
            ・数値予報(大幅に更新しました。Webの更新は今後行ないます。)

9.単位・次元の重要性を強調しました。
      付録に、単位と次元を例示しました。

10.索引を充実しました。
      読者にとって、関心の高いキーワードを索引として掲載しました。