気象の理論  AZure QuickLink 詳細リンク MeteoSurf
   
天気図における気象要素(気温)の解説

風向・風速 : 鉛直p速度 : 渦度    : 前線    : 
高度     : 気圧     : 温度    : 湿数    : 
相当温位  : エネルギー線図 気象要素とデータ源 大気の立体構造 プリミティブ方程式
   Last Updated: 12/21,12/28

    気温 : 

大気のもつエネルギーを表す。     高い気温の大気と低い気温の大気は、密度バランスのため、相対的に重いほうが     軽い方の大気のしたへ移動しようとします。        たとえば、          地球規模的には、大気の大循環(ハドレー、フェレル等)          総観規模的には、夏冬の季節風、          ローカル的には、海陸風     などが、太陽熱をきっかけとして、生じます。       これによりそれぞれの系〈規模)におけるエネルギー・バランスがはかられます。     温度傾度は気圧傾度に引き直して表現出来、また地上での寒暖を直接表すとともに     天気予想のための重要な気象要素です。          高気圧、低気圧の位置、上昇流、下降流の存在の推定に結びつけます。
 

総観規模の熱移動:冬場の寒気張り出し CHIKFUYU.GIF
総観規模の熱移動:夏場の暖気張り出し CHIKNATU.GIF

P=ρRT より気温から、気圧が算出できます。
(この式がどう言う場合に使用可能かを良く理解しておく必要があります)参照--->気圧の説明


気温と大気密度は、密接な関係にあり、大気の安定性の判定、シビアー現象の有無の予想につかわれます。

850hPaの気温が−6℃程度の時、地上に降雪があるか否かの判断材料にもなります。

大気の鉛直断面図で、 逆転層を見つけることができますが、その場合、大気の対流は抑制されます。
(天気予報には直接関係ないと思いますが、圏界面のり上空はオゾン層があり、
 このため逆転層となっていて、雲の上昇が抑えられます) 


 
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