気圧 : |
この応用として、 ΔP=ρgΔZ の関係より、「高度」を算出できます。 海面更正した値を、地上天気図に表示出来ます。 低気圧来襲時、海水面の潮位上昇を算出出来ます。 指定気圧面で、種々の作業を行います。 850hPa−−500hPa でSSIを算出して、大気の安定性を判定します。 500hPa で渦度、高度、地衡風、 700hPa で上昇/下降気流、湿り域、 850hPa で相当温位、風向・風速 を高層天気図から読み取り、天気予想の判断材料にします。 気圧に関する原理的な話。−−−> 問題#48 の 圧力の等方性 パスカルの原理 を参照下さい。 高気圧、低気圧形成のメカニズム: 今後追加予定。 大気の大循環による。 局部的な温度の不均衡による。 風のシヤーによる。 等。 高気圧、低気圧発達のメカニズム: 今後追加予定。 高気圧の形成:上層での収束量が下層での発散量を上回る−−−>気圧が上昇する。 低気圧の形成:上層での発散量が下層での収束量を上回る−−−>気圧が低下する。 背の低い高気圧と背の高い高気圧の話。 今後追加予定。 熱エネルギーと位置エネルギーの関係にも話が及ぶ予定。 理解のための概念図。−−−>下図参照。 (温度 T や密度 ρ は 平均値で考える。) それぞれ、冷たい高気圧、温かい高気圧とも言われます。 温かい高気圧は、ハドレー循環の下降気流により断熱昇温し、沈降性逆転層が形成されます。 冷たい高気圧は、 地表の放射冷却により設置している大気が冷やされて出来ます。 上空5000mに円形の等圧線が描ける時、背の高い高気圧 と言う<−−NHK気象ハンドブック、P.172より。
上記の話は、気圧が静止状態に有るときを論じました。 話が変わるように見えますが、大気の膨張/収縮に伴う、気圧のなす重要な仕事を考察しておきます。 PV=nRT よりPとVの増減は、外部仕事を表します。 気圧による外部仕事