地球影

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Originated: 2005-12/05, Last Updated: 2005-12/05, 12/09, 12/10, 2006-10/09

光と影が自然界に投影された姿を写真でみてみましょう: ■最も身近なのは、太陽を背にしてみる、自分の影です。 ■大きいのは、太陽光線が地球にさえぎられて出来る影が月面に投影される姿です。  これは、「月食」として知られています。 ■日の出直前の20分程度以内、日没直後の20分程度以内には、それぞれ、  太陽と反対側に(西に、東に)地球の影が「大気」に投影されます。 ◎下の写真=「地球影」と「ビーナスのベルト」が写っています。      (右の高い建物の高度よりも下方の色のやや濃い部分が「地球影」です。       地球影の上のやや明るい部分が「ビーナスのベルト」と呼ばれる部分です。)    ・撮影場所=神奈川県川崎市高津区、多摩川二子橋下流の河川敷にて、     (右の大きい建物は、東急田園都市線、二子玉川駅付近の高層マンション)、    ・撮影時刻=2005年12月05日(月曜日)、午前6時30分ごろ。     ・撮影場所=神奈川県川崎市高津区、多摩川二子橋下流の河川敷にて、    ・撮影時刻=2005年12月09日(金曜日)、午前6時30分ごろ。     ・撮影場所=神奈川県川崎市高津区、多摩川二子橋下流の河川敷にて、    ・撮影時刻=2005年12月10日(土曜日)、午前6時30分ごろ。     ・撮影場所=千葉県野田市関宿江戸川堤防にて、     (写真中央からやや左、地平線上に、地球の影につつまれた富士山が見えます。)    ・撮影時刻=2006年10月09日(月曜日)、午前5時30分ごろ。     ・撮影場所=神奈川県川崎市高津区、多摩川二子橋下流の河川敷にて、     (360度方向を撮影しました。) ◎原理図  原理図を参照し、太陽光線の方向、地球により出来る影(大気層に影ができる)、  そして、観測点から影が如何に見えるかを見て取ってください。  なお、時間の経過とともに、地球影やビーナスのベルトの「幅(視角)」は次第に変化  していきます。 ■地球の影は、「大気上端に投影される」と考えてみよう。 観測者は、破線で示す円弧部分を地球の影として見ることになります。 ■なお、天文薄明時の太陽高度=−18°です。地球の半径を=6378km とするとき、 薄明終了時の大気上端の高度は=78kmと計算されます。