Z軸周りの回転を考えます。
北緯θ度において、O’Pが微小時間Δt経過後、ωΔtだけ回転し、微小三角形O’P1P2を作る。 O’P=r=Rcosθ ......(1) P1P2=ωΔt・O’P =Rcosθ・ωΔt....(2) PQ=(1/tanθ)PO =(1/tanθ)R......(3) P1P2=QP1・?・Δt =PQ・?・Δt......(4) (2),(4)のP1P2を等置して、 P1P2=Rcosθ・ωΔt =PQ・?・Δt......(5) (5)のPQへ、(3)を代入して、 Rcosθ・ωΔt=(1/tanθ)R・?・Δt....(6) (6)のRとΔtは両辺にあるので、消去して、 cosθ・ω=(1/tanθ)・? 故に,?=cosθ・tanθ・ω = ω・sinθ.........(7) これは、北緯θ度においける円錐の回転角速度です。 θ=0度、θ=90度において、(7)式が一般的に成立するか否かを検証する。 θ=90度において、?=ωとなり成立。 θ=0度において、?=0となり成立。 よって、(7)式は、すべての角度において成立する。 上述の数式により、北緯θ度における接平面すなわちX-Y平面の回転角速度が求められたことになる。 この角速度は、この平面上で運動する物体に加速度を生じることとなります。 この角速度が、見かけの力を生じることとなります。