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気象実験(#R0)
実験の様子を写真で紹介します。
実験項目および内容は、随時追加、修正、改良しています。
Originated 2009-04/29 Last Updated 2009-04/30
#R00 実験R0
日本人の主食は「米」です。
この米は、1合あたり、何粒あるでしょうか。根気よく勘定すれば、粒数が求められます。
気の遠くなる話ですね。とてもカウントしようとする「意欲」がわいてきませんね。
しかし、何事も、想像した話や推定した話し、人から聞いた話をするのでなく、自分で
確かめた話をしたい、と言う精神の持ち主なら、一粒ずつ数え始めるかもしれません。
私は、そういう人間です。同じ数えるなら、どうすれば効率よく、また、誤りなく勘定できるか、
さらに大事なことは、気分的にカウントし易くなる方法を考えてから、数えてみることとしましょう。
#R01 実験タイトル=1合の米は何粒あるか?
#R02 実験の狙い=米粒の数を勘定するための工夫を行って、粒数を求める。
@米粒の数を勘定する 平らな皿の上でカウント
| A米粒の数を勘定する 漬物の蓋の溝を利用した
|
#R03 実験装置の製作 and/or 準備
・平らな皿、コンビニ弁当のふた、或いは漬物容器のふた、米1合、細長い棒或いは箸。
・ミゾの端部に小穴をあけておきます。(写真A)
#R04 実験の実行と結果
・1合の米を目分量で、1/2にし、さらに1/2にし、さらに1/2にする。
こうすると1/8合の米の山が8つできる。
・さらに1/2にして、1/16にする。(平らな皿の上で試行的にカウントしてみた時の写真@)
・さらに1/2にして、蓋の「ミゾ」に米粒を並べ、カウントし易くします。
・ミゾの端部の小穴に、5粒ずつ落とし込んでいきます。(写真A)
・落とし込んだ回数を記録します。
・この結果、1/32合あたり、約300粒、となりました。
・1/32合が終わったら、次の1/32合を勘定します。合計32回繰り返します。
・すべてを積算します。
・粒数が求められます。
・時間の関係上、1合すべては(目下のところ)実施していませんが、
300x32=9600粒/1合、と推定されます。
#R05 実験を効果的に行うための工夫、注意点等
・根気よく勘定することに徹します。
・自分の精神力の維持の限界が確かめられます。
・その結果、自分が自らの手と目で実験した、と言う自身につながります。
・問題は、カウントする意欲を減退させることのないような方法を考えだすことです。
サイエンスの問題でなく、精神的、心理的な問題かもしれません。
・日本人は、箸を使うことが得意です。箸を2本使って、米粒を5個単位、
或いは10個単位にまとめる作業が行いやすいです。
#R06 実験の解説 and/or 関連実験
・物理的意味は何もありません。
・しかし、日本人たるもの、毎日食する米が何粒あるか、くらいのことは知っていても何の邪魔にならないでしょう。
・「米」を実験の題材に挙げた理由は、「米」を「話の原点」にして、エネルギーや環境問題等へ話を発展的に
考えることにあります。関連実験→EXPM25 バナナ1本のエネルギー、EXPM29 エネルギーは力となる
#R07 【追加実験、考察等】
・寒冷前線の実験#37(EXPM37)で使用した長さ1mの水槽を使うと、米粒のカウントが効率よくできます。
この場合、1粒当たり平均、0.5秒程度のカウントスピードとなりました。
・余力があれば、1粒の米を作るためのエネルギー、費用を算出してみましょう。
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