雲の高さをはかる。気象の断片。気象科学実験教室、キッズの気象実験
第1編、実験#1−20
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忘れ得ぬ実験
Originated: 2008-01/10 Last Updated:2008-01/22、03/06、8/23, 9/04
この10年のうちに、80種類ほどの気象に関連した実験を企画し、実施してきました。
・試行錯誤の末にやっと出来た実験。
・予期せぬ(面白い)現象。
・期待したとおりの結果。
・友人や子供たち・孫たちと行った実験。
・いくらやっても出来ない実験。
・企画したが、アイデアだけの実験。
成功もあれば、失敗も有ります。
私にとっては、どれも貴重なもので、「忘れ得ぬ実験」です。
いずれも、科学的根拠のある、そして再現性ある実験ばかりです。
ここに一部をご紹介します。(キッズの気象実験で実験実施例を一部ですが紹介しています)
@フラクタル図形。
PCで、マンデルブローのフラクタル図形を描いた。
Aカオス図形。
PCで、ローレンツのストレンジアトラクターを3次元に描き、
回転してみることが出来た。
B雲の高さを測る。
友人と5KM離れた2地点で、多摩川上空に流れてきつつあった
雲の仰角、方位角を観測して、高度を780mと算出できた。
2008年8月には、60KM離れた房総半島上の積乱雲の高度を
算出できた(写真にも撮ってある)。
Cベナール対流。
温湯に浮かべた小皿の中で、シリコンオイル+アルミ箔を入れ、
しばらくすると、対流が始まります。ベナール対流です。
小皿一面に同じサイズの対流のセルができました。
D寒冷前線。
寒冷前線進行のシミュレーション。水槽の中で牛乳を流し、先端が
水中を進行していく様子。先端形状。
E空気の圧力。
富士山頂上で500CCのペットボトルに空気を封入し、地上に持ち
帰った。予期したとおりではあったが、見事につぶれていた。
Fピトー管実験。
孫娘たちと共同。チューブに水を入れ、一端から空気を
吹き込み、他端の水位上昇を見た。
G癒し系泡実験。
金魚藻から酸素が出てくる実験。大小様々な泡が、これまた
様々な時間間隔で立ち上っていきます。見ているだけでこころが
癒されます。
H水の流下実験。
流れを細くしていくと、先端が流れに先行して分離し球状
になった(1/4000secの写真で分った)。同時に、蛇口では、
水流が曲げられていることが、鏡に写した写真から分った。
Iボール浮遊実験。
ヘアードライヤーの斜め上向きの気流の中で、軽いボールを
浮上させた。
ボールが気流から逃げ出せないところが実験のポイントです。
Jコアンダー効果実験。
水槽のなかでアルミ製の翼を動かしたとき、翼後端斜め上方
の水面が低下した。
K過冷却水の凍結実験。
ブリキ缶のフタの中で、−5℃程度の過冷却水が放射状に
凍結して行った。
その凍結進行の様子は「パァーー」と1〜2secで進行した。
水をいれる容器としては、なべの蓋、ペットボトル、アルミフォイル、
試験管などをもちいました。寒剤としては、−20℃程度の
飽和食塩水を冷凍庫で凍らせて作りました。
L渦巻形成実験。
ペットボトル2本で、渦巻きを作った。
M共鳴実験。
ワイングラスに水を入れ、水で濡らした指でふちをこすり、
音を出した。
N遠心力の実感。
大きな風船にビー球をいれ、高速回転させ、遠心力を実感した。
O遠心力の実感。
これも遠心力。ペットボトルで小さいバケツを作り、紐を通し、
水を入れ、頭上高く回転した。水を浴びることなく成功した。
P怪力袋。
レジ袋にストローで息を吹き込む。重たい辞書数冊を持ち上げた。
Qカルマン渦。
習字の墨、アルミ箔や太陽光線や、いろいろ試行錯誤しました。
R表面張力実験。
コップに水を入れ、蓋をして、さかさまにします。
蓋には小穴が開いていても水漏れがしない場合があります。
たとえば、パンチされた小さい穴のあるカード、ガーゼ、ハンカチ
を使いました。どれも水が漏れませんでした。水が漏ることもあり
ますので要注意です。
S酸素20%実験。
平板な容器に水を張り、ローソクを立て点火します。メスシリンダー
のような透明な筒をかぶせると、やがて、火が消え、筒の中に水が
上ってくるのが見えます。筒の中の空気の体積は、約20%少なく
なります。酸素が無くなったためです。(その後考えてみて、CO2ガスが発生して、
その圧力が新規に発生したはずである。要検討であると感じています。)
#21表面張力。
雨降り実験において、近接する2つの小穴からの水がつながった。
#22カオス状態の発見。
フーコー振り子の実験のとき、おもりをつるした糸がねじれて、
回転が戻るとき、糸の各部の回転方向が不規則なタイミングで、
また予期せぬ方向へ戻ることを発見した。この運動を数式表現
するのは困難だろう。カオス現象だ、とおもっています。
#23大きな虹を作る。
水を使わないで、しかも簡単な装置で部屋の中に虹を天井や壁の上
に作る。
#24台風の海水面上昇効果。
ペットボトルを4本連結し、巨大ストローとして水を吸い上げた。
その時の水位はもちろん、気圧も測定でき、気象理論の正しさを
確認した。
#25PC利用で数学的図形の作図。
数式で表現できる現象は、JAVAのプログラミングでPCスクリーン上に
描くことができる。条件(パラメーター)を変えてさまざまな図形を
描くことができる。これまでに筆者のHP上で公開してきました。
#26氷釣りの実験。
氷に糸を垂らし塩をかけると、糸が氷にくっつき、氷釣りができた。
孫のリクエストにより行ったもので、夏休みの自由研究の材料となった。
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