1.東京航空地方気象台
業務説明を受けた後、気象台内の見学をしました。
<業務説明>
・予報現業
飛行機の運航等に影響の有る風向風速、視程、天気などの要素について、飛行場予報・飛行場警報・飛行場気象情報を発表。
飛行場予報の種類は、運航用飛行場予報(TAF、羽田含め11空港)、飛行場時系列予報(1時間毎、視程や雲底を含む)、着陸用飛行場予報(TREND)、離陸用飛行場予報(TAKE-OFF
FCST)がある。
・首都圏班
航空交通管理を行う航空交通管理センターの気象サポートを行う航空交通気象センターの首都圏班で、福岡と新千歳の交通局以外を担当。それぞれの空域の低高度・高高度の気象情報を航空交通管理センターの管理管制官、航空会社に対して定期的にブリーフィングを行っている。
<見学>
・予報現業
全11空港の予報を行うブースがある。羽田空港は一番広いエリアを使って、ドップラーレーダーやライダーの情報等を常に表示しながら予報業務を行っている。
・首都圏班
予報現業で使われている気象情報や予報情報を共有しているが、その他に航空機の飛行位置を示す端末もあり、予報現業との違いが有った。
・観測現業
視程・雲底高度は目視で実施。視程観測を行う屋上には、雷監視システム(LIDEN)の羽田検知局が設置されており、遠方に見えるドップラーレーダーやドップラーライダー、滑走路付近にある露場の観測値や滑走路ごとの風向風速計等の観測データの収集を行っている。
2.JALオペレーションセンター
実際に業務を行っている場所に訪問しました。
・気象情報の確認(ブリーフィング)
新千歳空港に向かう便の飛行計画書を見ながら、確認を行う気象情報の資料の説明を受けた。システムは、気象会社とJALが共同開発をした独自のもの。縦軸が高度(飛行高度)-横軸が飛行経路となっているグラフを使い、気象状況や飛行時の揺れの情報の確認をしたり、到着空港の気象条件を踏まえて積載する燃料の検討を行うなど運航に関連する判断を行う。
・ゲート利用スケジュール
羽田空港のJALの使用するゲートについて、いつ、どの航空機が利用するかをスケジュールする業務を一人で全て担当。羽田空港の気象状況の変化だけでなく、羽田行きの出発空港の気象条件も到着に影響があるため、常に飛行状況の情報をつかみながら細かい調整をしているとの事。
3.JALメインテナンスセンター
ミュージアム見学後、格納庫を見学しました。
・格納庫
通常の見学会よりも間近に寄って見学ができたため、機体側面の気圧(静圧)計や先端の気象レーダーの場所など、細かく見る事ができた。また、本格的な点検の様子も見学できた。
羽田空港内で18名が参加して実施しました。
22名
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