第100回(2020/11/15)神奈川支部例会(Zoom例会)

形式:Zoomによるオンライン開催

【例会内容】

1.支部長挨拶
2.自己紹介
3.招待講演
高野 洋雄様(気象庁気象研究所)
テーマ:「台風による波浪と高潮について」

概要:昨年、台風第15号と第19号が関東に襲来し、特に台風第15号で神奈川県の海岸部で高波による災害が発生しました。 この二つの台風による波浪と高潮の特徴について、解析結果を紹介されました。
4.雲写真展
記念すべき第100回目の神奈川予報士会ということで、雲写真展(雲写真コンテスト)を開催しました。
作品を投稿した会員が自身の作品について説明を行い、投票をしました。
下記に順位を発表します。(※「タイトル名」は雲の学術名を考慮しておりませんので、ご注意願います。)

1位「カモメと暈」松本 会員


2位「ススキ雲」匿名


3位「鉤状巻雲」橋 会員


4位「雲の花開く」鈴木 会員


同点5位「2層の雲を貫く雷神」高木 会員


同点5位「目が離せなかった冬のナミナミ雲」久野 会員


5.会員発表
@「吾妻鏡での台風で津波?」西澤 会員
概要:鎌倉時代の幕府の歴史書「吾妻鏡」には建仁元年の夏に台風がやってきて、葛西では海の水があふれたという記事があります。 この部分について「葛西で津波が発生した」と訳している本と「葛西で高潮が発生した」と訳している本とがあります。 現在では、台風―高潮と用語が定着していると思いきや、用語の定着は戦後の話であって、 戦前は関東で津波、関西では高潮と呼んでいたようです。吾妻鏡の文章や、戦前の新聞記事などを用いて説明し、 将来、高潮ではなく地震が発生して津波が起きたと間違えられてしまう可能性があるということを問題提起していました。
A「台風1915号による本牧の波浪」和田会員
概要:昨年の台風15号では横浜市の海岸部で被害が発生しました。
ここでは、本牧の海釣り施設に被害を与えた波浪をSMB法と海岸工学的手法で推定していました。

参加者数

例会58名

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