注:直前にJRが不通となった影響で下記とは一部実施順を入れ替えて実施しました。
山岬 正紀 先生「台風のメカニズム−台風の構造、強さ、発生、発達について」
台風の構造、強さ、発生、発達について、基礎から始まり、eye wallと
spiral rain bandの生因の違い、角運動量保存則と立体構造の関係、
CISKの説明と研究上の捉え方の多様性、発生メカニズム説明の難しさ、
今後の継続的研究の必要性等、台風全般に渡っての貴重なお話を戴いた。
和田 会員「台風の比較(0918号と1318号)」
台風0918号と1318号による大雨の際、ダム操作による洪水調整に関し
画期的な業績があったとして、土木学会から淀川ダム統合管理事務所等に
土木学会技術賞が贈られている。具体的な貯水量調整内容を解説するとともに、
0918号と1318号の気象状況を比較した。
休憩時間を利用し、関会員より自作の実験装置により「雨粒の実験」をご披露頂きました。
従来の雨粒の形を見る実験装置に比べ、小型で、非常に安定的に
雨粒の形を再現できる素晴らしい装置でした。
独立行政法人 防災科学技術研究所 清水 慎吾先生「2012年5月6日つくば竜巻の偏波レーダ解析結果と同化実験による親雲の再現について」
MPレーダの特徴について、比偏波間位相差による雨量強度観測、反射因子差による雨粒子判定、
偏波間相関係数による粒子形状の一様性から見える例えばブライトバンド判別があること。
これを利用することでスーパーセルの特徴を掴めること。
その利用とX−ネット等を活用してデータ同化をすることで、
発達した積乱雲の早期予報技術開発に寄与できる可能性あること等、
魅力満点の語り口でお話戴いた。
マイクロ波放射計の利活用に今後の成果を目指したいとのこと。
競技実施の成否を左右する責任感の中で、横浜地方気象台に提供して
いただいた気象情報の伝達と解説、試験課題の提供と採点など、
色々な苦労話を披露して戴いた。
久野 会員「本所防災館体験報告」
41回同期の皆さんに依る本所防災館での暴風雨体験に基づく報告を戴いた。
佐藤 会員「防災科学技術研究所で豪雨体験しました」
防災科学技術研究所での豪雨体験につき報告戴きました。
大規模な実験施設での報告が印象的でした。
また、施設につきまして清水慎吾先生より補足説明をいただきました。
高木 会員「雷の写真を撮りませんか?」
電光の傑作写真の撮り方について熱くご教示戴きました。
元町PRJの為に、何よりも他の著作権を気にすることのないソースを
増やそうとの呼びかけを戴きました。
根本 会員「9都県防災訓練での防災紙芝居について」
自ら実施した防災紙芝居実演の紹介を戴きました。
サニーエンジェルス会員からの改善点提案も出て良き意見交換となりました。
横浜中華街 慶福楼 市場通り店
例会後は有志が集まって、中華街で懇親会を実施しました。
例会49名(講師2名を含む)
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