@和田 会員「大雨とダム・河川(台風1102号を中心として)」
多目的ダムの季節による水位の違いや予備放流や大雨時の放流
操作やダム管理に必要な雨量予報に関して講演頂きました。
普段、ダムの放水などを見聞きすることがないので、
大雨の準備の水位調整の状況など貴重なお話でした。
A県立高校1年の女子高校生「津波の海抜調査・対策」
津波の避難に関して、地元の湯河原町にある海抜表示に興味を
持ち、自宅周辺や湯河原町を実際に歩いて、歩行時間、歩数や
周囲状況を調べた中学時代の自由研究を発表して頂きました。
とても堂々としていて、元気一杯で素晴らしい発表でした。
ご両親とお兄さんも参加されて、盛んに写真を撮られていました。
また会場に湯河原町民が2人いて、とてもローカルな話題で
盛り上がっていました。
B竹内 会員「津波シミュレーション」
津波のシミュレーションの原理と日本近海の津波のシミュレー
ション画像を紹介して頂きました。
田老町の依頼で東北大震災以前に作成したシミュレーションと、
実際の被災状況を比較して、防潮堤の崩壊などの初期条件の変
化を組み込んだシミュレーションの実施が今後の課題だと説明が
あり、難しさを再認識しました。
河川を遡る津波のシミュレーション映像には怖さを感じました。
C西部支部 龍山 会員「報道の現場から」
福岡のRKB毎日放送のアナウンサーで20年間気象キャスターを
されている龍山会員が、前日と当日の九州の大雨の中、横浜まで
来て講演を頂きました。
前日放送された大雨の特別番組を上映しながら、報道の
現場の様子や苦労、放送で何を伝えれば安全が守れるのか
など現場の人にしかわからないことを話して頂きました。
今回の豪雨で龍山さんの佐賀の知り合いの方が被災したこと、
会場の会員が数年前に住んでいたところが放送映像に映っていて
驚きでした。
D西部支部 久保会員、永田(健) 会員「「体験型お天気教室 さいえんすママカフェ」報告」
7月8日(日)に、福岡の西南コミュニティーセンターで行われた
「体験型お天気教室 さいえんすママカフェ」を地元テレビ局
RKB毎日放送が放映したニュース映像を交えて紹介して頂きました。
依頼元がアメリカの領事館の為、当初英語での講演依頼を
受けたそうです。来年は英語開催が決まっているそうで、
今後一年間英語のトレーニングのようです。
E西部支部 弘中 会員「防災の現場から」
山口県宇部市役所防災課の弘中会員より、いろいろな災害で
自分の命を守る方法を話していただきました。
・湯河原の話題を交えて南海トラフの巨大地震の震度分布・津波高とWebで標高を確認するツールの紹介
・阪神大震災の揺れで命を守るには、自宅を安全にする必要がある
・大地震の前には、音がする(地鳴り)
・平成21年7月の防府市の土砂災害の現場では、音がして土石流がくる。その時の一瞬の行動が生死を分ける
・「揺れに生き残る」「津波から逃げる」ことが一番大切である
ことを学びました。
会場に阪神大震災で生き埋めになった方がいて、生々しい情景を話していただきました。
F向井 会員「昨今の風水害に見る避難行動と防災気象情報」
平成21年7月中国・九州北部豪雨、平成21年台風第9号、
平成23年台風第15号などの風水害の状況と、
気象庁が災害後に被災市町村で行った調査の報告を頂きました。
状況に応じた「安全確保行動」が大切であることを学びました。
また気象庁が今回の九州の大雨で発表した「これまでに経験したことの
ないような大雨になっている」という発表文を起案した当事者
として、災害の危険を一般に伝えることの難しさを話して頂きました。
参考:
「気象業務はいま 2012年」特集1 「命を守るための避難と防災情報」。
G高木 会員「金環日食・金星日面通過報告会」
予報士会員から寄せられた、金環日食と金星日面通過の
写真と動画のレポートでした。
例会での時間が足りなかった為、懇親会会場でプロジェクタで
栃木、東京、山梨、神奈川、福岡、鹿児島の皆さんからの映像
を紹介しました。
2032年9月2日(日)に皆既日食観察の神奈川支部の例会を開催
することも決めました。
懇親会 横浜中華街「彩園」
講演の女子高校生とお父さんも参加されました。
日本気象予報士会 平松副会長の乾杯の音頭の後、
予報士会特別メニューを味わい、語り合いながら親睦を深めました。
西部支部紹介コーナー、神奈川支部の石井賞受賞報告、初参加会員
一言コメント、金環食報告会その2(高木 会員、新濱 会員)など、
盛り沢山の内容でした。
例会74人、懇親会55人
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