神奈川支部 島田 会員「防災出前講座実施状況報告」
2010年度〜2011年度に実施した防災出前講座の模様を、写真やアンケート結果をまじえて報告し、次年度に向けての提言をさせていただきました。
ご指導をいただいた気象台の皆様にお礼を申し上げたのですが、気象台から「今後もよろしくお願いします」とお言葉をいただきました。
横浜地方気象台 島本 高志 次長「台風15号接近時の気象台の対応」「この冬の寒さについて」
2010年9月21日14時ころ浜松付近に上陸し、静岡から北関東を通って、福島にぬけた台風15号は神奈川県にも被害をもたらしました。
この時に気象台がどのような現場対応をしたのかを、組織体制、連絡体制、通信手段などをお話しいただきました。顕著な気象現象が起きた時の気象台の皆さまのご苦労が感じられました。庁内の飛散物の片付や車の給油、予備人員確保など、なるほどと思うさまざまな対応がありました。この冬の寒さについて神奈川県内の観測記録を紹介しながらお話していただきました。寒く感じる今年ですが、これでもトップレベルの寒さではないそうです。
≪横浜地方気象台見学≫
4グループに分かれて、約1時間かけて見学昭和2年建設の旧庁舎と最近増築された新庁舎を見て歩きました。予報官2名が執務中の現業室では、すぐそばで予報業務の様子を見せていただきました。廊下に館野の高層気象台で飛ばして、海老名に落ちていたGPSゾンデの現物を天井からぶら下げて展示してありました。これは防災業務課長が自ら回収してこられたそうです。
写真撮影同好会 宮崎 会員「バルトロ氷河紀行」
2011年8月〜9月にパキスタンのバルトロ氷河で撮った写真を披露していただきました。雄大できれいな風景に感動しました。
K2などの有名な山が目の前にクリアに見えるのが素晴らしい。それが数十キロ先なのですが、目の前のようです。空気の違いを感じる写真でした。白いと思っている氷河の上はガレ場みたいに岩だらけ・・・それにしても、あんな高い所にまでカラスが進出しているとは…
写真撮影同好会 今井 会員「微速度撮影による雲の動画」
山あいの風景をデジタルカメラで15秒1コマの微速度撮影で撮影し、雲の生成・衰退の動画にしたものをご披露してくださいました。
1日の風景の移ろいが見事に撮影されており見とれてしまいました。撮影枚数が多いので、デジタルカメラのシャッターがすぐダメになるそうです。処理ソフトもいろいろ癖があるそうですのでこの撮影をやってみたい方は今井会員にご相談されるとよいでしょう。
YouTubeにも投稿されているそうなので、是非ご覧ください。
講師者:オーロラ写真家 小川 誠治 様(おがわ・せいじ)様
アラスカで激しく揺れるオーロラに遭遇して、すっかりオーロラの虜になり21回もオーロラ撮影旅行に出かけているという、人呼んで「オーロラ誠ちゃん」。森田正光さんのお天気コーナーでも取り上げられたそうです。様々なオーロラの写真をご披露くださり、その神秘的な美しさに、皆さんから「ホー」と、ため息がもれていました。アラスカのフェアバンクスは天気が良くて、温かい宿舎で美味しいものを食べながら、外にオーロラが出始めたら宿舎の外に出て空を眺めるそうです。アラスカは北欧よりもオーロラを見られる確率が高いそうです。それでもいつも見えるものではないそうです。会場にも数人オーロラを見た方がいました。懇親会のお話で分かったのですが、気象台の島本次長は南極の越冬観測の経験があるそうで、会員から感嘆の声が上がっていました。
懇親会は場所を中華街のメインストリートの「彩園」の5階を貸切り、円卓5台を囲んで盛大にスタートしました。横浜地方気象台から台長以下5名の方にご一緒いただきました。気象台のみなさんと予報士会メンバーが5つテーブルを囲み楽しく語り合いながら親睦を深めました。本会は中華街オトコ・長嶋前支部長と、小林感じが同僚の結婚式から黒服白タイで直行して、会場のクロフクを務めるなど気合の入った進行係が取りまとめました。気象台長の乾杯発声のあと、例会初参加の会員の挨拶と気象台のお客様の話、任意活動団体、他支部アピールでりあがりました。宴会にパソコンとプロジェクタをセットし、時間の関係で例会で紹介できなかった日食や、カラコルム、雲の動画など映像と説明を楽しみながら、中華のコース料理と美味しいビール・紹興酒を味わいながら時が過ぎゆくままに楽めました。川崎からのゲストスピーカー小川さんの昨年の皆既日食映像は、気合を入れて現地に赴きながら見ることができなかった複数の会員から地団駄と悔し涙が湧き上がり、周辺から同情の声が上がっていました。
例会62人、懇親会53人
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