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第13回波浪研究会

1.日時:平成20年5月31日(土)13:00〜17:00
2.場所:東京都中央区佃区民館 4号室
3.参加:合計15人
4.勉強会概要
(1)波浪の計算方法の説明
(2)平成20年2月23日に富山湾で起きた高波高の推算演習
(3)高波高の推算演習解説
(4)上記の現象のスペクトルモデルによる解説
(5)感想
 幸いにも?
風が強く、小雨がパラ付く(誰かが言っておられましたが、この様な天気は、
波浪予想に最高の日だそうで)中、開催されました。
始めに、和田先生より、波浪の計算方法の説明をしていただきました。
最初のうちは、わかっていたつもりですが、SMB法による波浪予知曲の説
明辺りになると、等値線がたくさんあり(6本)複雑過ぎて分からず、つい
て行けなくなり、それでも理解しようとしましたが、やはり駄目でした。
更に、実習になると、何をやって良いのかわからず、初めから、教えていた
だきました。
特にグラフの使い方が、煩雑で分かりにくく、なんとか、やる事がわかった
頃には、時間切れになってしまいました。
最後に気象庁の方から、寄廻り波(冬期に富山湾で発生する高波の事
をこう呼ぶそう)の発生するメカニズムについて解説いただきました。
寄廻り波は、富山半島の北方で発生した波が富山半島を回りこんで来るの
ではなく(少し前迄はそう考えられていた)、北海道の南西海域から直接
到達するのだそうです。
このプレゼンテーションが、非常に上手で、少しでも見習えれば良いと思
います。
今度出席する時は、もう少し出来るように、勉強して望みたいと思います。
5.配布資料の内容
(1)波浪予報勉強会資料(波浪推定)
 内容
 1.等圧線間隔による風速の推定
 2.台風の風の推定
 3.波浪計算例
 4.風向風速が変化する場合の波浪計算
 5.うねりの計算
 6.波の合成
 7.気圧の換算
 付図 SMB法による波浪予知曲線
(2)距離と周期から減衰計数を求める図
(3)湾港の施設の技術上の基準・同解説
(4)天気図
 使用した天気図
 ASAS SURFACE ANALISYS
 2300Z 2306Z 2312Z 2318Z FEB.2008
 2400Z 2406Z 2412Z FEB.2008
(5)実習に必要な道具
 デバイダ、コンパス、定規、鉛筆、消しゴム、電卓、色鉛筆
6.懇親会
終了後、電車で上野に移動して、天気図検討会と合同の懇親会となりました。
懇親会は、人数が多く(人の名前が覚えられない!)、いろいろな方と知り
会え、賑やかで良かったのですが、合同になった事で、波浪研究会で、わか
らなかった事や、聞こうと思っていた事が聞けなかった事が残念でした。
築地の方が、新鮮で安くてうまい物が食べられそう(個人的な勝手なイメー
ジ)でした。

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