Return home 風の変化を見る
Last Updated: 2006-11/15
■風そのものは、目に見えませんが、雲の流れ方や、樹木の傾き、波の方向、更には
顔に感じる風などで、風の方向と大きさを推定できます。大気の流れを風向風速計で
観察すると、風の変化の様子がよく分かります。ウィンドプロファイラーやアメダス
の観測値を時系列的に、或いは平面的に見るとき、流れには様々な動き方があること
がよく分かります。大気の流れが一様でない原因は、様々な規模において、地形や渦、
温度や気圧の変動などによるものと考えられます。
■このWebに掲載した風の変化は、筆者が所属するNPO Field'21 による山梨県白州町
での観測値です。掲載したデータは、2004年12月から約2週間分のものです。
日々の変化、更には、1日の中においても時々刻々の変化があることが分かります。
もっと時間を縮めてみれば、もっと細かい変動が現れてくると推定されます。
この変動原因は、渦によるものと考えると説明しやすいと思います。大きな渦や小さな
渦があり、大きな渦の中に小さな渦がある。大は小を含み、小は更に小さい渦を含む。
渦は、即ち「入れ子構造」になっているのではないか、と推定できます。
AZURE