Originated: 2013-09/16, Last Updated:2013-09/17
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#010 実験01
ストローでジュースなどを飲むとき、台風の気圧を思い出してください。
さて、台風の気圧に相当する水位まで吸い上げることができるかな?
#011 実験タイトル=台風の海水面の吸上げ効果実験
#012 実験の狙い=空気の力を体感する
ペットボトル4本の巨大ストローで水を吸い上げる
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装置の全景と吸い上げ過程 | 気圧計示度 |
台風が来た時の水位上昇計測装置の概念図です。 気圧の値は例示ですが、気温や水蒸気圧による影響も別途要考慮です。 |
予備実験として空気タンクに息を吹き込み、60hPa程度増圧します。 連通管に水を入れ、タンクと連通管を連結しました。水位差は約60cmです。 本番時には、台風最接近予定時刻の6時間ほど前の現地気圧の空気を 空気タンクに封入します。 |
天気図、2008Sept12、0900JST
| 気象衛星画像、2008Sept12、0900JST T0813![]() |
@タッチダウンの実験です | Aタッチダウン 小さい泡が下がり、次に渦が垂れ下がってくる ![]() |
Bタッチダウン 渦が底部の小穴に届く ![]() |
Cタッチダウンの実験です | Dタッチダウン 小さい泡と渦の垂れ下がり ![]() |
Eタッチダウン 渦が底部の小穴に届く ![]() |
Fタッチダウンの実験です | Gタッチダウン 渦の垂れ下がり ![]() |
Hタッチダウン 渦がチューブの小穴に届く ![]() |
Iタッチダウンの実験です | Jタッチダウン 渦の垂れ下がり ![]() |
Kタッチダウン 渦が蓋の小穴に届く ![]() |
・別の種類の渦巻の作り方:
実験11 竜巻2重連。
・関連実験:
EXPM01 台風の海水面の吸上げ効果実験
EXPM64 渦の下の圧力 (回転流体下の静水圧実験)
EXPMA9 スピンダウン
EXPMM3 気圧のバランス
・タッチダウンのVideo:
タッチダウン
タッチダウン
・TornadoVideos.net、You Tube より引用:
Kansas on June.12,2004 Manitoba on June 22, 2007
・海外の気象関連実験:
・米国の気象実験(トルネード等)
・米国の子供向けの気象実験
・米国の子供向けの気象実験
・米国のトルネード実験と竜巻のときの注意
・米国の子供向けの気象実験
・米国、物理・天文などの実験、子供向け。実演。
・米国、物理、Home Experiments
・Home Experiments
#213 実験装置の製作 and/or 準備
・500CCのペットボトル、ゴム栓、空気入れ
#214 実験の実行と結果
・ゴム栓に穴を開けます。千枚通しとか太い釘をガスで加熱して、
ゴムの中心部分に突き刺すと、比較的容易に穴が開きます。
・空気入れは、写真のような100円ショップで売っているもので十分です。
・空気入れの先端に先のとがったノズルを取り付け、ゴム栓に突き刺し、
栓をボトルにはめ込みます。これで写真のように全体が連結されます。
・空気入れで加圧していきます。絶対気圧=2気圧程度で栓を一気に抜きます。
・ボトル内部に「白雲」が生じ、雲がモヤモヤうごいています。
・圧力が高いほど白雲となりやすいです。
・加圧した時は、ボトル内部は透明になり、減圧した時は内部が白濁します。
・水も、線香の煙も不要です。
#215 実験を効果的に行うための工夫、注意点等
・空気を入れる人、ボトルを保持する人の2人で行うとよいでしょう。
・栓を抜くときには、ゆっくり抜かずに、一気に抜くことが肝要です。
・湿度が低い時には、この実験は成功しにくいかも知れません。
#216 実験の解説 and/or 関連実験
・ボトル内の空気は、蓄えた圧力エネルギーを一気に解放するとき、
系(ボトル)の外部に対し「仕事」をします。
・このとき、空気は、外部と熱の授受を行っていません。
・すなわち、空気は断熱的に膨張し、自分自身の温度を下げます。
この下げた温度が、ボトル内部に存在していた水蒸気を液化・凝結させ、
微小な水滴を形成させました。
・ゲージ付きの空気入れを使うと、加圧時の圧力が分かります。
・また、室内の気圧、気温、湿度は測定可能な物理量です。ボトル内の露点温度を
算出し、知ることができます。(エマグラムがあると便利です)
#217 【追加実験、考察等】
・以下4例あげます。
@加圧の方式を、密閉したペットボトルの胴体を両手で強く押してへこますことによって実現します。
このときの減圧の仕組みは、ペットボトルの材質自身が持っている原状への形状復帰能力
によります。水が必要です。雲ができにくい時は、「核」とするために、線香の煙を少々ボトルの中に入れます。
この方式は、ほとんど確実にできます。
写真左:押して加圧(ボトル内部が透明になる)。写真右:手を緩めて減圧(ボトル内部に白煙が生じる)。

A加圧不要な方式として、ワインセーバーを使ってボトル内部の空気を減圧してもよいでしょう。
この方式は、雲のでき方があまり明瞭ではありませんでした。
しかし、線を抜いたときにボトル入口付近の雲が透明になっていく様子が観察されました。
写真(全景、ピストン操作で減圧、栓をぬいて元の気圧に戻した)


Bデモ効果を狙うなら、加圧・減圧に風船を使ってみましょう。
風船を膨らませ加圧し、細いメスシリンダーに連結し、針でつついて破裂・減圧させます。
騒音公害にならないような配慮が必要です。風船の消耗が不経済である欠点があります。
この方式は、結果が明瞭ではありませんでした。
写真(膨らませた風船を連結し加圧、破裂させて減圧)

Cガラスコップに冷水を入れ、空気中に放置します。
空気中の水蒸気はコップの壁面で、「露点温度」にまで冷やされ、水滴となります。
この方式は、確実にできます。
写真(常温放置、一定時間経過後露点)

★飛行機が音速を超えるとき、こんな雲ができるのです。(NASAの画像です)
NASA画像